FXでは短期間に考えられないほどのハイパフォーマンスを出すことができます。

それも株式の信用取引よりもはるかに高いレバレッジを利かせることができからです。

その結果、FXの取引経験に関係なく、いわゆるビギナーズラックによって「数週間で資金が倍以上になった」など珍しいことではありません。

個人的にはそのような経験はありませんが、周りではやっぱり居ました。
ただ1ヶ月以内に口座資金の全てを失いましたけど・・・それも数回。

一般的には短期間でハイパフォーマンスをだすトレーダーほど口座破綻しています。

そこで同じような結果にならないため注意点をお伝えします。

共通パターンがある

FXで短期間のうちにハイパフォーマンスを出し、その後に全ての口座資金を失うトレーダーには下記のような共通点があります。

それでは各共通項ごとに解説します。

ロスカットをしない

ロスカットせずにひたすら含み損に耐え利益が出たら利確するというトレードをしている方が多いです。

たしかにロスカットしなくても通貨ペアやタイミングによっては保持したら助かるケースも多くあります。

たとえば下記の様な場所で買いエントリーしても約80pipsの含み損に耐えれば、翌日にはエントリー位置まで戻っており、さらに粘れば利確できています↓

しかし、この悪い成功体験が「ロスカットしなくても勝てる」という大きな勘違いを生む結果となります。トレンドが出ているうちは数回は成功するかもしれませんが、トレンドが変わると最後の一撃で全てを失うことになります。

資金を追加し、同じようにトレードしてもまた同じ結果が待っています。

FXは証拠金取引なのでロスカットは絶対に必要です。
戻るまで耐えるよりも一旦仕切りなおしてドテンや別のチャンスを待った方がメンタル的にも資金効率的にもメリットが大きいです。

レバレッジが異常に高い

初心者の頃によくやってしまいがちですが、海外の取引業者を使うと100万円の資金でも10ロットのポジションを持つことが可能です。

1回に10pips獲れば約10万円の利益ですから1回で資金の10％増える計算です。
それを10回繰り返せば資金が200万円くらいになり半月で倍になります。

ただ、その逆もあり1回のロスカットで資金の半分以上失ったり、少し逆行したところで強制ロスカットになる可能性を秘めています。

スキャルピングなどのトレード時間が短いスタイルでは高レバレッジも有効ですが、デイトレやスイングなどある程度の値幅を狙うスタイルだと高レバレッジは裏目に出るケースが殆どです。

レバレッジを利かせることは悪いことではないのですが、資金力やトレードスキルなど身の程にあった使い方が必要です。

ナンピンを多用する

ナンピンが悪いわけではなく、逆行するたびにナンピンを多用することで、気が付かないうちに高レバレッジになってしまいます。

ナンピンしてもロスカットする位置が明確ならナンピンも有効に作用します。そして、方向性があっているとナンピンしても助かるケースが多いです。

ちなみに方向性とは上位足と同じ方向でのエントリーです。

ただ高レバレッジになることで許容資金が減り、ロスカット幅を広く取れなくなるので計画的なナンピンが必要です。

まとめ

如何だったでしょうか？心当たりありませんでしたか？

もし周りで同じように短期間で資金が爆発的な増え方をするトレーダーが居たら、ここで書いたようなことを疑ってください。

ただ、FXで短期間でのハイパフォーマンスは決して悪いわけではなく、それに見合うだけのトレードスキルや複数の手法があれば問題ありません。

これまで何回も口座を破綻させた方や初心者の方で短期間にハイパフォーマンスを目指しているのであれば、上記のことを注意しながらトレードされてください。

毛利

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