iFreeNYダウ・インデックスの評価【利回り&20年後シュミレーション】

iFreeNYダウ・インデックスを5項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。

その結果、調査時点(2024年7月14日)では、3.7という高評価でした。

さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の11倍以上である約8,056万円の予想利益となりました。

メリット
  • 歴史ある指数に連動
  • 米国を代表する30社に投資
  • 個別銘柄選択不要
  • 様々な産業セクターに分散投資
デメリット
  • 分散効果が限定的
  • 為替変動の影響を受ける
  • 株価の高い銘柄の影響が大きい
  • グローバル分散投資ができない
  • 中小型株への投資機会がない
  • 米国経済の停滞時にパフォーマンスが悪化
  • 構成銘柄の入れ替えが比較的少ない

iFreeNYダウ・インデックスでの運用をおすすめの人

  • ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)に連動した企業に分散投資したい人
  • 米国経済の成長に期待したい人
  • 為替変動リスクを受け入れられる人
  • 運用コストを抑えたい人
  • 長期的な資産形成を目指す人
  • NISA積み立て投資枠を使い分散投資したい人
  • 老後の資金を作りたい人

これらに該当する人は、iFreeNYダウ・インデックスの詳しい内容をご確認ください。

ただし、投資である以上リスクが伴うことをご理解の上、最終的にはご自身の判断でお願いいたします。

新NISAつみたて投資枠おすすめ銘柄はコチラ

新nisaの積立投資枠対象の約230銘柄の中からおすすめ銘柄(インデックス型)10選を紹介します。 ただし、個人の状況によってもオススメ銘柄が異なることから、下記の世代別 or リスク許容度別に分けています。 20~30[…]

新nisaの積立投資枠おすすめ銘柄10選!
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著者情報
 
植杉
【著者:植杉】 2019年FP3級取得、日本テクニカルアナリスト協会:認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得。会社員時代に数冊の株式投資に関する書籍を熟読して実践に挑んだが玉砕。その後、数年間ブランクがあったもののFXブームを機に再度投資に興味を持ち本格的に学習。その際に冒頭記載した資格を取得しチャート分析などのテクニカルを徹底的に習得。さらに2024年から始まった新NISAの制度や仕組み、銘柄について学習して投資をしながら基本知識をブログを通じて発信しています。
 

iFreeNYダウ・インデックスの評価

当サイトでiFreeNYダウ・インデックスを調査し、独自の基準で10段階で評価した結果です↓

総合評価*1 3.7/5.0

総合評価は、下記の5つの調査項目の星評価を単純平均化して算出しています。

評価項目 結果 星評価
安定性(標準偏差)*1 9.95 (上位99位) 3.0/5.0
シャープレシオ*1 2.96(上位53位) 4.0/5.0
利回り(1年)*2 29.47%(上位59位) 4.0/5.0
純資産総額*1 763.82億円(上位50位) 4.0/5.0
信託報酬*1 0.2475%(昇順上位103位) 3.0/5.0
ウエルスアドバイザー評価*2 4.0/5.0 4.0/5.0

レーティング評価基準はコチラへ

*1.2024年7月14日時点
*2.2024年06月30日 時点

著者コメント

調査項目の多くで高評価となっていますが、安定性(標準偏差)と信託報酬の評価が低いことから全体の評価を落としています。ただ、シャープレシオの評価が高いことからリスクよりもリターンの方が多い特徴がある商品です。

米国株式の比率が殆どで米国経済の影響を強く受けますが、一定のリスクを取りつつハイリターンを狙いたい若年層にオススメの商品です。

iFreeNYダウ・インデックスを新NISAで運用するなら下記の証券会社で購入できます↓

SBI証券へ

楽天証券へ

iFreeNYダウ・インデックスとは

iFreeNYダウ・インデックスとは、米国株式市場の主要指標であるダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)に連動するインデックスファンドです。

このファンドは、ダウ・ジョーンズ工業株価平均に含まれる優良30銘柄に投資し、その動きに合わせて運用成果を目指します。

購入時手数料はなく、運用管理費用(信託報酬)は年率0.2475%(税込)で、投資家にとって低コストで米国株式市場のパフォーマンスに連動した投資が可能です。

iFreeNYダウ・インデックスの基本情報

商品名 iFreeNYダウ・インデックス
当サイト総合評価 3.7/5.0
運用会社 大和アセットマネジメント
連動対象 ダウ工業株30種平均株価(NYダウ)(円ベース)
運用スタイル インデックス型
投信設定日 2016年9月8日
購入手数料 なし
解約手数料 なし
決算日 9月7日
設定来高値 38,921円 (2024.7.11)
設定来安値 9,674円 (2016.9.27)
分配金 なし

資産構成比(商品別・地域別)

iFreeNYダウ・インデックス資産構成比(商品別・地域別)

国際株式 98.0%
その他 2.0%
北米 97.98%
アジア・オセアニア 2.02%

2023年9月7日 時点

iFreeNYダウ・インデックスの基準価額チャート

下記は、iFreeNYダウ・インデックスが設定されて以降のチャートです↓

iFreeNYダウ・インデックスのチャート
チャート引用先:2024年6月12日現在 Investing.com

著者コメント

チャートを見れると、方向感のないレンジが僅かにありましたが、これまでゆるやかに上昇傾向が継続しています。直近では久しぶりに一旦75日移動平均線に近づきましたが、反発し21日移動平均線のタッチしています。ここ最近はやや勢いが弱くなった印象ですが、まだ上昇が終わるサインはチャートから見られないので、再度上昇すると思います。

iFreeNYダウ・インデックスでの各種シュミレーション

iFreeNYダウ・インデックスは、2016年9月08日から運用を開始しました。

そこで、SBI証券で過去データを利用して条件を変えて、iFreeNYダウ・インデックスを運用した場合のシュミレーションを行ってみました。

設定当時からの運用シュミレーション

SBI証券で過去データの取得可能な設定当時(2016年10月)から現在まで定額積み立て投資を行った運用シュミレーションです。

下記の運用条件で運用シュミレーションした結果

2,813,067円の含み益が確認できました!
(*2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。)

運用開始基準価格:9,891円
毎月積立日:月初めの営業日(始値で取得)
毎月積立金額:3万円
運用期間:2016年10月3日~2024年8月30日( 7年11ヶ月)
  • 総投資額:2,850,000円
  • 現在の価値:5,663,067円
  • 利益:2,813,067円
  • 投資利益率:98.70%
  • 単純年利回り:12.47%
  • 購入した合計口数:155.88口

設定当時から運用した際の最大含み損額&含み損率

上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、2020年3月24日一時的に18.56%の含み損を経験したことになります。

つまり、iFreeNYダウ・インデックスで長期運用する場合、今後も同じ程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要となります。

詳細は以下になります↓

最大含み損率日 2020年03月24日
最大含み損率時の損額 233,849円
最大含み損率 18.56%
最大含み損時点での総投資額 1,260,000 円
最大含み損時点での評価額 1,026,151円

新NISA開始からの運用シュミレーション

ここでは、SBI証券の過去データを利用して新NISAが開始した2024年1月から現在(2024年8月30日時点)までの運用シュミレーションをした結果です。

下記の運用条件でシュミレーションした結果

4,688円の含み益が確認できました!
(*2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。)

運用開始基準価格:32,285円
毎月積立日:月初めの営業日(始値で取得)
毎月積立金額:3万円
運用期間:2024年1月4日~2024年8月30日(約8ヶ月)
  • 総投資額: 240,000円
  • 現在の価値:244,688円
  • 利益:4,688円
  • 投資利益率:1.95%
  • 単純年利回り:2.98%
  • 購入した合計口数:6.74口

新NISA開始から運用した際の最大含み損額&含み損率

上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、一時的に4.57%の含み損を経験したことになります。

その理由は、2024年8月05日に起こった日経平均株価の歴史的な急落によるパニック売りが影響しています。

長期間での運用に加え、短期的でも運用開始のタイミングによって、今後もiFreeNYダウ・インデックスで長期運用する場合、この程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要です。

詳細は以下になります↓

最大含み損率日 2024年08月06日
最大含み損率時の損額 10,979円
最大含み損率 4.57%
最大含み損時点での総投資額 240,000円
最大含み損時点での評価額 229,021円

iFreeNYダウ・インデックスの利回り

直近1年では29.47%と驚異的な利回りとなっています。

上記のiFreeNYダウ・インデックスのチャートを見ると、ここ1年はレンジをブレイクしたあと上昇が継続していることから直近の利回り高い傾向にあります。

これには、米国を中心とした世界的な株高とインフレが影響していると思われます。

ただし、今後も高パフォーマンスが継続するのは難しいと思いますので、長期で運用するなら3年と5年の利回りである18%前後に収斂する可能性が高いと思います。

期間 1ヵ月 6ヵ月 1年 3年 5年 設定来
利回り 5.69% 18.78% 29.47% 20.34% 19.02% 282.01%

*2024年6月30日 時点

そこで、20年後の利益想定として、3年と5年の利回りの低い方の19.02%を採用してシュミレーションした結果を掲載します。

iFreeNYダウ・インデックスの20年後をシミュレーション

下記の条件で直近3年間の利回り(年率)19.02%と、その半分の9.51%の2つのパターンをシュミレーションしてみました。

  • 毎月積立額:3万円
  • 積立運用期間:20年
毎月の積立金額 3万円
想定利回り(年率) 19.02%
積立期間 20年
20年間の元本 720万円
20年利益 8,056万円

iFreeNYダウ・インデックスの20年後運用シュミレーション1
チャート引用先:金融庁つみたてシュミレーター

もちろん、これは理想値であって途中パフォーマンスの低下を考慮し、利回りを半分(9.51%)としてシュミレーションした結果が下記になります↓

毎月の積立金額 3万円
想定利回り(年率) 9.51%
積立期間 20年
20年間の元本 720万円
20年利益 1,419万円

iFreeNYダウ・インデックスの20年後運用シュミレーション2

著者コメント

現実的には、後者(利回り:9.51%)のシュミレーションの方が、より現実的な利益となることが予想されます。

あくまで過去3年の利回りを元にシュミレーションした結果であり、20年後の利益を保証するわけではありません!過去の傾向をいくら分析したところで、将来の相場の値動きを完璧に予測することは不可能ですので、あくまで参考程度にしてください。

iFreeNYダウ・インデックスを買える証券会社

新NISA口座でiFreeNYダウ・インデックスを買う際におすすめの証券会社は、「楽天証券」と「SBI証券」です。

ネット証券の多くは、投資信託を保有するとポイントが付与などのサービスを行っています。なお、保有する投資信託商品によって付与されるポイントには差があります。

SBI証券でiFreeNYダウ・インデックスを保有すると、年率0.05%のポイントが付与されます。

*楽天証券は以前は定期的なポイント還元サービスがあったようですが、現在は行っていません。

証券会社名 楽天証券 SBI証券
NISA成長投資枠
NISAつみたて投資枠
最低積立金額 100円(1円単位)~ 100円(1円単位)~
ポイント付与率(年率) なし 0.05%
公式サイト

iFreeNYダウ・インデックスの質問&疑問5選

ダウ工業株30種平均株価とは?

ダウ工業株30種平均株価(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)とは、米国の代表的な株価指数の一つで、米国を代表する30社の株価を基に算出される指数です。

チャールズ・ダウが考案したこの指数は、米国株式市場全体の動向を把握するための主要な指標として広く利用されています。ダウ平均は、価格加重平均で算出されるため、高株価の銘柄が指数に与える影響が大きくなります。

代表的な企業には、トヨタ自動車、ソニーグループ、キーエンスなどが含まれます。

Ifree NYダウ・インデックスの手数料は?

、iFreeNYダウ・インデックスの信託報酬は年率0.2475%(税込)です。

ナスダックとダウの違いは何ですか?

ナスダック(NASDAQ)とダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)の違いは、構成銘柄の種類と市場の焦点にあります。

ナスダックは、主にテクノロジー企業や新興企業を中心に構成されており、約3,000銘柄が上場する株式市場です。一方、ダウは、米国を代表する30社の大型企業で構成されており、主に伝統的な産業の企業が含まれています。

ナスダックは時価総額加重平均で算出されるのに対し、ダウは価格加重平均で算出されるため、計算方法も異なります。このため、ナスダックはテクノロジー企業の動向に敏感であり、ダウは伝統的な大企業のパフォーマンスを反映します。

iFreeNEXTの運用会社は?

iFreeNEXTの運用会社は、大和アセットマネジメント株式会社です。

NYダウとsp500の違いは何ですか?

NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)とS&P500の違いは、構成銘柄の数と選定基準にあります。

NYダウは、米国を代表する30社の株式で構成されており、主に大型の安定した企業が選ばれます。対してS&P500は、米国の主要企業500社の株式で構成されており、市場全体の動向をより広範に反映します。

NYダウは価格加重平均で算出されるのに対し、S&P500は時価総額加重平均で算出されます。これにより、NYダウは高株価の銘柄の影響を受けやすく、S&P500は時価総額の大きな企業の影響を受けやすいという特徴があります。

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SBI・V・S&P500インデックスファンドの評価や20年後の運用シュミレーション

SBI・V・S&P500インデックスファンドを6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。 その結果、調査時点(2024年7月14日)では、4.4という高評価でした。 さらに直近3年間の利回りで20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の24倍以上である約1億7,828万円の予想利益となりました。 メリット 信託報酬が年0.0938%(税 […]

日経平均高配当利回り株ファンドの評価や20年後の運用シュミレーション

日経平均高配当利回り株ファンドを6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。 その結果、調査時点(2024年7月14日)では、3.6という評価でした。 さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の13倍以上である約9,840万円の予想利益となりました。 メリット 平均以上の配当利回りが期待 定期的な収入 […]

SBI・iシェアーズ・日経225インデックス・ファンドの評価や20年後の運用シュミレーション

SBI・iシェアーズ・日経225インデックス・ファンドを2項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。 その結果、調査時点(2024年7月14日)では暫定ですが、3.5という評価でした。 まだ商品が設定されてから1年未満であるため直近6ヶ月の利回りで、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の9倍以上である約7,088万円の予想利益となりました。 […]

eMAXIS バランス(4資産均等型)の評価や20年後の運用シュミレーション

eMAXIS バランス(4資産均等型)を6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。 その結果、調査時点(2024年7月14日)では、3.0という評価でした。 さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の1.7倍以上である約1,532万円の予想利益となりました。 メリット 日本・先進国・新興国に均等投資 […]

eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)の評価や20年後の運用シュミレーション

こちらでは、eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)を6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。 その結果、調査時点(2024年7月14日)では、4.0という高評価でした。 さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の4倍以上である約3,671万円の予想利益となりました。 メリット 信託報酬が […]