日経平均高配当利回り株ファンドを6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。
その結果、調査時点(2024年7月14日)では、3.6という評価でした。
さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の13倍以上である約9,840万円の予想利益となりました。
- 平均以上の配当利回りが期待
- 定期的な収入を求める投資家に適している
- 知名度の高い大型株中心
- 財務体質の良い企業が多い
- 高配当株は成熟企業が多い
- 特定のセクターに偏る可能性
- 企業業績悪化時に配当が減る
- グローバル分散投資ができない
- アクティブ運用のため信託報酬が高め
- 株価が上がると配当利回りが下がる
日経平均高配当利回り株ファンドでの運用をおすすめの人
- 毎年6月と12月に分配金を受け取りたい人
- 日本経済の安定成長を享受したい人
- 運用コストを抑えたい人
- 長期的な資産形成を目指す人
- NISA積み立て投資枠を使い分散投資したい人
- 老後の資金を作りたい人
これらに該当する人は、日経平均高配当利回り株ファンドの詳しい内容をご確認ください。
ただし、投資である以上リスクが伴うことをご理解の上、最終的にはご自身の判断でお願いいたします。
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- 著者情報
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【著者:植杉】 2019年FP3級取得、日本テクニカルアナリスト協会:認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得。会社員時代に数冊の株式投資に関する書籍を熟読して実践に挑んだが玉砕。その後、数年間ブランクがあったもののFXブームを機に再度投資に興味を持ち本格的に学習。その際に冒頭記載した資格を取得しチャート分析などのテクニカルを徹底的に習得。さらに2024年から始まった新NISAの制度や仕組み、銘柄について学習して投資をしながら基本知識をブログを通じて発信しています。
日経平均高配当利回り株ファンドの評価
当サイトで日経平均高配当利回り株ファンドを調査し、独自の基準で10段階で評価した結果です↓
総合評価*1 | 3.6/5.0 |
総合評価は、下記の5つの調査項目の星評価を単純平均化して算出しています。
評価項目 | 結果 | 星評価 |
安定性(標準偏差)*1 | 11.47(上位157位) | 2.0/5.0 |
シャープレシオ*1 | 3.69(上位4位) | 5.0/5.0 |
利回り(1年)*2 | 42.42%(上位5位) | 5.0/5.0 |
純資産総額*1 | 1474.37億円(上位32位) | 4.5/5.0 |
信託報酬*1 | 0.693%(昇順上位201位) | 1.0/5.0 |
ウエルスアドバイザー評価*2 | 4.0/5.0 | 4.0/5.0 |
*1.2024年7月14日時点
*2.2024年06月30日 時点
調査項目の多くで高評価となっていますが、信託報酬が他の商品と比較すると割高であることから全体評価の足を引っ張っています。しかし、価格の上下動は大きいですが、シャープレシオの評価が高いことからリスク以上のハイリターンが期待できる特徴のある商品です。
日本株だけの運用で、定期的な配当を希望する人や高いリスクを取ってもリス以上の高リターンを得たい若い世代にオススメの商品です。
日経平均高配当利回り株ファンドを新NISAで運用するなら下記の証券会社で購入できます↓
日経平均高配当利回り株ファンドとは
日経平均高配当利回り株ファンドは、日本の株式市場において高配当利回りを誇る銘柄に投資するインデックスファンドです。
予想配当利回り上位30銘柄を抽出して分散投資します。ファンドの目的は、安定した配当収入を得ながら、株価の値上がり益も狙うことです。
信託報酬は年率0.693%(税込)と、つみたて投資枠の中では比較的高コストとなっています。一方で解約手数料や信託財産留保額が設定されていないため、投資家は解約時に追加の手数料を支払う必要はありません。
分配金は毎年6月と12月に支払われ、直近の分配金は1万口当たり270円です。
日経平均高配当利回り株ファンドは、安定した配当収入を求める投資家や高いリスクを受け入れつつ長期的に日本株の高配当銘柄に投資したい投資家に適した商品です。
日経平均高配当利回り株ファンドの基本情報
商品名 | 日経平均高配当利回り株ファンド |
当サイト総合評価 | 3.6/5.0 |
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
連動対象 | なし |
運用スタイル | アクティブ型 |
投信設定日 | 2018年11月9日 |
購入手数料 | なし |
解約手数料 | なし |
決算日 | 6月15日、12月15日 |
設定来高値 | 19,907円 (2024.7.4) |
設定来安値 | 6,788円 (2020.3.16) |
分配金(直近) | 270円(税引前) |
資産構成比(商品別・地域別)
国内株式 | 96.0% |
その他 | 4.0% |
アジア・オセアニア | 100.0% |
2023年12月15日 時点
日経平均高配当利回り株ファンドの基準価額チャート
下記は、日経平均高配当利回り株ファンドが設定されて以降のチャートです↓
チャート引用先:Investing.com
ちなみに新NISA口座で日経平均高配当利回り株ファンドを運用するのに短期間チャートを分析したところで意味はないので、設定来の長期チャートを表示しています。
チャートを見れると、これまでは方向感のないレンジが続いていましたが、2023年1月からは上昇傾向が継続しており、今のところ上昇が終焉するサインも見られません。ここ最近は急激な上昇のように見えますが、赤色線である21日移動平均線に沿いながら上昇していますので、まだまだ上昇は続いていきそうな予感がします。ただし、どこかのタイミングで上昇が終わると長期間でのパフォーマンスは今よりも低下する可能性があります。
日経平均高配当利回り株ファンドでの各種シュミレーション
日経平均高配当利回り株ファンドは、2018年11月9日から運用を開始しました。
そこで、SBI証券で過去データを利用して条件を変えて、日経平均高配当利回り株ファンドを運用した場合のシュミレーションを行ってみました。
設定当時からの運用シュミレーション
SBI証券で過去データの取得可能な設定当時(2018年12月)から現在まで定額積み立て投資を行った運用シュミレーションです。
下記の運用条件で運用シュミレーションした結果
1,513,256円の含み益が確認できました!
(*2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。)
毎月積立日:月初めの営業日(始値で取得)
毎月積立金額:3万円
運用期間:2018年12月3日~2024年8月30日( 6年5ヶ月)
- 総投資額:2,070,000円
- 現在の価値:3,583,256円
- 利益:1,513,256円
- 投資利益率:73.10%
- 単純年利回り:12.72%
- 購入した合計口数:197.50口
設定当時から運用した際の最大含み損額&含み損率
上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、2020年3月16日一時的に27.96%の含み損を経験したことになります。
その理由は、2020年3月のコロナショックによる市場の急落により起こっています。
つまり、日経平均高配当利回り株ファンドで長期運用する場合、今後も同じ程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要となります。
詳細は以下になります↓
最大含み損率日 | 2020年03月16日 |
最大含み損率時の損額 | 134,209円 |
最大含み損率 | 27.96% |
最大含み損時点での総投資額 | 480,000円 |
最大含み損時点での評価額 | 345,791円 |
新NISA開始からの運用シュミレーション
ここでは、SBI証券の過去データを利用して新NISAが開始した2024年1月から現在(2024年8月30日時点)までの運用シュミレーションをした結果です。
下記の運用条件でシュミレーションした結果
4,596円の含み益が確認できました!
(*2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。)
毎月積立日:月初めの営業日(始値で取得)
毎月積立金額:3万円
運用期間:2024年1月4日~2024年8月30日(約8ヶ月)
- 総投資額: 240,000円
- 現在の価値: 237,375円
- 利益:-2,625円
- 投資利益率:-1.09%
- 単純年利回り:-1.67%
- 購入した合計口数:13.08
新NISA開始から運用した際の最大含み損額&含み損率
上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、一時的に15.14%の含み損を経験していました。
その理由は、2024年8月05日に起こった日経平均株価の歴史的な急落によるパニック売りが影響していて、未だに利益が出ていない含み損が状態が継続中です。
長期間での運用に加え、短期的でも運用開始のタイミングによって、今後も日経平均高配当利回り株ファンドで長期運用する場合、この程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要です。
詳細は以下になります↓
最大含み損率日 | 2024年08月05日 |
最大含み損率時の損額 | 36,328 円 |
最大含み損率 | 15.14% |
最大含み損時点での総投資額 | 240,000円 |
最大含み損時点での評価額 | 203,672円 |
日経平均高配当利回り株ファンドの利回り
直近1年では42.42%と驚異的な利回りとなっています。
上記の日経平均高配当利回り株ファンドのチャートを見ると、ここ2年以上は上昇が継続していることから直近3年以内の利回りが高い傾向にあります。
これには、米国を中心とした世界的な株高とインフレの影響があります。
ただし、このような高パフォーマンスが継続するのは難しいと思いますので、長期で運用すると3年と5年の利回りが低い方である20.82%に収斂する可能性が高いと思います。
期間 | 1ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 設定来 |
利回り | -0.21% | 22.05% | 42.42% | 33.11% | 20.82% | 142.39% |
*2024年6月30日 時点
そこで、20年後の利益想定として、3年と5年の利回りの低い方の20.82%を採用してシュミレーションした結果を掲載します。
日経平均高配当利回り株ファンドの20年後をシミュレーション
下記の条件でここ5年間の直近利回り(年率)20.82%と、その半分の10.41%の2つのパターンをシュミレーションしてみました。
- 毎月積立額:3万円
- 積立運用期間:20年
毎月の積立金額 | 3万円 |
想定利回り(年率) | 20.82% |
積立期間 | 20年 |
20年間の元本 | 720万円 |
20年利益 | 9,840万円 |
チャート引用先:金融庁つみたてシュミレーター
もちろん、これは理想値であって途中パフォーマンスの低下を考慮し、利回りを半分(10.41%)としてシュミレーションした結果が下記になります↓
毎月の積立金額 | 3万円 |
想定利回り(年率) | 10.41% |
積立期間 | 20年 |
20年間の元本 | 720万円 |
20年利益 | 1,683万円 |
現実的には、後者(利回り:10.41%)のシュミレーションの方が、より現実的な利益となることが予想されます。ただ20年という期間でみれば、もう少しパフォーマンスが低下する可能性は十分にあります。それでも元本720万円程度の利益は期待できるのではないでしょうか。
日経平均高配当利回り株ファンドを買える証券会社
新NISA口座で日経平均高配当利回り株ファンドを買う際におすすめの証券会社は、下記の「楽天証券」と「SBI証券」です。
証券会社名 | 楽天証券 | SBI証券 |
NISA成長投資枠 | 〇 | 〇 |
NISAつみたて投資枠 | 〇 | 〇 |
最低積立金額 | 100円(1円単位)~ | 100円(1円単位)~ |
公式サイト |
日経平均高配当利回り株ファンドの質問&疑問5選
日経平均高配当利回り株ファンドのリターンは?
日経平均高配当利回り株ファンドの直近1年間のリターンは約51.86%です。また、過去3年間のリターンは約32.55%、過去5年間のリターンは約18.66%となっています。
日経平均高配当利回りの分配金はいくらですか?
日経平均高配当利回り株ファンドの分配金は、直近1年間で1万口あたり600円でした。毎年6月と12月に分配金が支払われます。
日本高配当株の組み入れ銘柄は?
日経平均高配当株ファンドに組み入れられている銘柄には、日本を代表する高配当利回り上位30株式が含まれます。
配当利回りは何パーセントが良いですか?
配当利回りは一般的に3%から5%が良いとされています。3%以上の配当利回りは、株式投資の魅力を高めます。
日経平均高配当利回り株ファンドの配当日はいつか?
日経平均高配当利回り株ファンドの配当日は、毎年6月と12月の15日です。
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