ニッセイ日経平均インデックスファンドを6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。
その結果、調査時点(2024年7月14日)では、2.8という高評価でした。
さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の3倍以上である約2,784万円の予想利益となりました。
- 信託報酬が年0.143%と比較的低い
- 運用方針が明確
- 国内株式のみのため為替リスクなし
- 大手優良企業中心の投資
- 特定業種に偏りがある
- グローバル分散投資ができない
- 日本経済の停滞時にパフォーマンスが悪化
- 中小型株への投資機会が限定的
ニッセイ日経平均インデックスファンドでの運用をおすすめの人
- 日本経済全体の成長を享受したい人
- 少額資金で日本の主要株式を分散投資したい人
- 海外で資金運用したくない人
- 運用コストを抑えたい人
- 長期的な資産形成を目指す人
- NISA積み立て投資枠を使い分散投資したい人
- 老後の資金を作りたい人
これらに該当する人は、ニッセイ日経平均インデックスファンドの詳しい内容をご確認ください。
ただし、投資である以上リスクが伴うことをご理解の上、最終的にはご自身の判断でお願いいたします。
新nisaの積立投資枠対象の約230銘柄の中からおすすめ銘柄(インデックス型)10選を紹介します。 ただし、個人の状況によってもオススメ銘柄が異なることから、下記の世代別 or リスク許容度別に分けています。 20~30[…]
- 著者情報
-
【著者:植杉】 2019年FP3級取得、日本テクニカルアナリスト協会:認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得。会社員時代に数冊の株式投資に関する書籍を熟読して実践に挑んだが玉砕。その後、数年間ブランクがあったもののFXブームを機に再度投資に興味を持ち本格的に学習。その際に冒頭記載した資格を取得しチャート分析などのテクニカルを徹底的に習得。さらに2024年から始まった新NISAの制度や仕組み、銘柄について学習して投資をしながら基本知識をブログを通じて発信しています。
ニッセイ日経平均インデックスファンドの評価
当サイトでニッセイ日経平均インデックスファンドを調査し、独自の基準で10段階で評価した結果です↓
総合評価*1 | 2.8/5.0 |
総合評価は、下記の5つの調査項目の星評価を単純平均化して算出しています。
評価項目 | 結果 | 星評価 |
安定性(標準偏差)*1 | 15.99(上位217位) | 1.0/5.0 |
シャープレシオ*1 | 1.33(上位183位) | 1.5/5.0 |
利回り(1年)*2 | 21.24%(上位126位) | 2.5/5.0 |
純資産総額*1 | 916.67億円(上位41位) | 4.5/5.0 |
信託報酬*1 | 0.143%(昇順上位27位) | 4.5/5.0 |
ウエルスアドバイザー評価*2 | 3.0/5.0 | 3.0/5.0 |
*1.2024年7月11日時点
*2.2024年06月30日 時点
調査項目のうち安定性(標準偏差)とシャープレシオの項目評価が低く、全体評価を下げています。この2つの評価が低いということは、基準価格の上下の差が激しい(リスク)わりにリターンが少ない特徴がある商品ということです。
日本市場での運用に偏っており、価格の上下動の動きが激しいので、海外への投資に抵抗がある人、運営途中でマイナスになったとしてもメンタル的に耐えら時間的にリカバリー可能な若い世代におすすめです。
ニッセイ日経平均インデックスファンドを新NISAで運用するなら下記の証券会社で購入できます↓
ニッセイ日経平均インデックスファンドとは
ニッセイ日経平均インデックスファンドは、ニッセイアセットマネジメントが提供する投資信託で、日本の代表的な株価指数である日経平均株価(日経225)に連動することを目指しています。
このファンドを運用することで、少額であっても日経平均株価を構成する日本の主要225銘柄に分散投資を行うことができます。
信託報酬が低く設定されており、コストを抑えた運用が可能で、日本市場の成長に期待する投資家にとって、手軽に日本株式市場全体に投資できる商品です。
ニッセイ日経平均インデックスファンドの基本情報
商品名 | ニッセイ日経平均インデックスファンド |
当サイト総合評価 | 2.8/5.0 |
運用会社 | ニッセイアセットマネジメント |
連動対象 | 日経平均トータルリターン・インデックス |
運用スタイル | インデックス型 |
投信設定日 | 2016年11月21日 |
購入手数料 | なし |
解約手数料 | なし |
決算日 | 2月15日 |
設定来高値 | 26,901円 (2024.7.11) |
設定来安値 | 9,763円 (2020.3.19) |
分配金 | なし |
資産構成比(商品別・地域別)
国内株式 | 98.0% |
その他 | 2.0% |
アジア・オセアニア | 100.00% |
2024年2月15日 時点
ニッセイ日経平均インデックスファンドの基準価額チャート
新NISA口座でニッセイ日経平均インデックスファンドを運用するのに短期間チャートを分析したところで意味はないので、下記では設定来の長期チャートを表示しています。↓
チャート引用先:Investing.com
チャートを見れると、2018年から2段階のレンジ相場を形成後、ようやく2023年5月から2024年3月末まで上昇しました。その後、赤色線の21日移動平均線を一旦割り込み、なんとか黄色線の75日移動平均線に支えられて、ふたたび21日移動平均線を上抜けている状態で、短期的には上昇が一服したようにも見えます。
今後は、これら2つの移動平均線に価格がサポートされるか見極める必要がありそうです。
ニッセイ日経平均インデックスファンドでの各種シュミレーション
ニッセイ日経平均インデックスファンドは、2016年11月21日から運用を開始しました。
そこで、SBI証券で過去データを利用して条件を変えて、ニッセイ日経平均インデックスファンドを運用した場合のシュミレーションを行ってみました。
設定当時からの運用シュミレーション
SBI証券で過去データの取得可能な設定当時(2016年12月)から現在まで定額積み立て投資を行った運用シュミレーションです。
下記の運用条件で運用シュミレーションした結果
1,902,132円の含み益が確認できました!
(*2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。)
毎月積立日:月初めの営業日(始値で取得)
毎月積立金額:3万円
運用期間:2016年12月1日~2024年8月30日( 8年8ヶ月)
- 総投資額:2,790,000円
- 現在の価値:4,692,132円
- 利益:1,902,132円
- 投資利益率:68.18%
- 単純年利回り:8.80%
- 購入した合計口数:190.30口
設定当時から運用した際の最大含み損額&含み損率
上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、2020年3月19日一時的に19.90%の含み損を経験したことになります。
つまり、ニッセイ日経平均インデックスファンドで長期運用する場合、今後も同じ程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要となります。
詳細は以下になります↓
最大含み損率日 | 2020年03月19日 |
最大含み損率時の損額 | 238,754円 |
最大含み損率 | 19.90% |
最大含み損時点での総投資額 | 1,200,000円 |
最大含み損時点での評価額 | 961,246円 |
新NISA開始からの運用シュミレーション
ここでは、SBI証券の過去データを利用して新NISAが開始した2024年1月から現在(2024年8月30日時点)までの運用シュミレーションをした結果です。
下記の運用条件でシュミレーションした結果
6,138円の含み益が確認できました!
(*2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。)
毎月積立日:月初めの営業日(始値で取得)
毎月積立金額:3万円
運用期間:2024年1月4日~2024年8月30日(約8ヶ月)
- 総投資額: 240,000円
- 現在の価値:246,138円
- 利益:6,138円
- 投資利益率:2.56%
- 単純年利回り:3.91%
- 購入した合計口数:9.98口
新NISA開始から運用した際の最大含み損額&含み損率
上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、一時的に16.53%の含み損を経験したことになります。
その理由は、2024年8月05日に起こった日経平均株価の歴史的な急落によるパニック売りが影響しています。
長期間での運用に加え、短期的でも運用開始のタイミングによって、今後もニッセイ日経平均インデックスファンドで長期運用する場合、この程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要です。
詳細は以下になります↓
最大含み損率日 | 2024年08月05日 |
最大含み損率時の損額 | 39,684円 |
最大含み損率 | 3.84% |
最大含み損時点での総投資額 | 240,000円 |
最大含み損時点での評価額 | 200,316円 |
ニッセイ日経平均インデックスファンドの利回り
直近1年では21.24%と比較的高い利回りとなっています。
上記のニッセイ日経平均インデックスファンドのチャートを見ると、2023年5月からはレンジをブレイクしたあとの上昇が継続していることから直近の利回り高い傾向にあります。
これには、米国を中心とした世界的な株高やインフレ、円安により割安感から海外投資家からの資金が流れたことが影響していると思われます。
ただ、現状では上昇も一服したようにも見えることから、今後はパフォーマンスが3年もしくは、5年の利回りである12~15%まで落ちる可能性があります。
期間 | 1ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 設定来 |
利回り | 2.92% | 19.23% | 21.24% | 13.22% | 15.24% | 152.15% |
*2024年6月30日 時点
そこで、20年後の利益想定として、3年と5年の利回りの低い方の13.22%を採用してシュミレーションした結果を掲載します。
ニッセイ日経平均インデックスファンドの20年後をシミュレーション
下記の条件で直近3年間の利回り(年率)13.22%と、その半分の6.61%の2つのパターンをシュミレーションしてみました。
- 毎月積立額:3万円
- 積立運用期間:20年
毎月の積立金額 | 3万円 |
想定利回り(年率) | 13.22% |
積立期間 | 20年 |
20年間の元本 | 720万円 |
20年利益 | 2,784万円 |
チャート引用先:金融庁つみたてシュミレーター
もちろん、これは理想値であって途中パフォーマンスの低下を考慮し、利回りを半分(6.61%)としてシュミレーションした結果が下記になります↓
毎月の積立金額 | 3万円 |
想定利回り(年率) | 6.61% |
積立期間 | 20年 |
20年間の元本 | 720万円 |
20年利益 | 771万円 |
現実的には、後者(利回り:6.61%)のシュミレーションの方がより現実的な利益となることが予想されます。米国株を中心とした商品に比べると見劣りするパフォーマンスですが、その分安定した利益が見込めると思います。
ニッセイ日経平均インデックスファンドを買える証券会社
新NISA口座でニッセイ日経平均インデックスファンドを買う際におすすめの証券会社は、「楽天証券」と「SBI証券」です。
ネット証券の多くは、投資信託を保有するとポイントが付与などのサービスを行っています。なお、保有する投資信託商品によって付与されるポイントには差があります。
SBI証券でニッセイ日経平均インデックスファンドを保有すると、年率0.05%のポイントが付与されます。
*楽天証券は以前は定期的なポイント還元サービスがあったようですが、現在は行っていません。
証券会社名 | 楽天証券 | SBI証券 |
NISA成長投資枠 | 〇 | 〇 |
NISAつみたて投資枠 | 〇 | 〇 |
最低積立金額 | 100円(1円単位)~ | 100円(1円単位)~ |
ポイント付与率(年率) | なし | 0.05% |
公式サイト |
ニッセイ日経平均インデックスファンドの質問&疑問5選
日経平均インデックスファンドとは何ですか?
日経平均インデックスファンドは、日経平均株価(日経225)に連動することを目指した投資信託です。日本の代表的な株価指数である日経平均株価を構成する225銘柄に分散投資を行い、指数の動きに沿ったパフォーマンスを提供することを目標としています。
日経平均株価(日経225)とは何ですか?
日経平均株価とは、日本の株式市場を代表する株価指数であり、日本経済新聞社が算出・公表しています。日経平均株価は、東京証券取引所に上場する主要な225銘柄を対象に、その株価の平均を算出することで、日本の株式市場全体の動向を示します。
ニッセイ日経225インデックスファンドの利回りは?
ニッセイ日経225インデックスファンドの利回りは、直近1年が26.69%、 直近3年が12.07%、直近5年が15.35%となっています。
日経平均株価が最高になったのはいつですか?
日経平均株価が最高になったのは2024年3月22日で、4万0888円を付けました。
日経平均株価が注目される理由は何ですか?
日経平均株価が注目される理由は、日本の経済状況を反映する代表的な指標であり、国内外の投資家にとって参考になるためです。
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