ニッセイ TOPIXインデックスファンドを5項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。
その結果、調査時点（2024年7月14日）では、3.6という高評価でした。
さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の5倍以上である約3,868万円の予想利益となりました。
- 信託報酬が年0.143%（税込）と比較的低い
- 日本の株式市場全体に投資
- 個別銘柄選択不要
- 運用方針が明確
- 国内株式のみのため為替リスクなし
- グローバル分散投資ができない
- 日本経済の停滞時にパフォーマンスが悪化
- 時価総額加重のため、大型株の影響が大きい
- 企業の質や成長性を考慮しない
- 新興企業への投資機会が限定的
ニッセイ TOPIXインデックスファンドでの運用をおすすめの人
- 日本の株式市場全体の動きを反映した投資を行いたい人
- 運用コストを抑えたい人
- 長期的な資産形成を目指す人
- NISA積み立て投資枠を使い分散投資したい人
- 老後の資金を作りたい人
これらに該当する人は、ニッセイ TOPIXインデックスファンドの詳しい内容をご確認ください。
ただし、投資である以上リスクが伴うことをご理解の上、最終的にはご自身の判断でお願いいたします。
＞＞新NISAつみたて投資枠おすすめ銘柄へ
＊このページにはPRを含みます。
- 著者情報
-
植杉 【著者：植杉】 2019年FP3級取得、日本テクニカルアナリスト協会：認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得。会社員時代に数冊の株式投資に関する書籍を熟読して実践に挑んだが玉砕。その後、数年間ブランクがあったもののFXブームを機に再度投資に興味を持ち本格的に学習。その際に冒頭記載した資格を取得しチャート分析などのテクニカルを徹底的に習得。さらに2024年から始まった新NISAの制度や仕組み、銘柄について学習して投資をしながら基本知識をブログを通じて発信しています。
ニッセイ TOPIXインデックスファンドの評価
当サイトでニッセイ TOPIXインデックスファンドを調査し、独自の基準で10段階で評価した結果です↓
| 総合評価＊1 | 3.6/5.0 |
総合評価は、下記の5つの調査項目の星評価を単純平均化して算出しています。
| 評価項目 | 結果 | 星評価 |
| 安定性（標準偏差）＊1 | 10.64（上位108位） | 3.0/5.0 |
| シャープレシオ＊1 | 2.39（上位99位） | 3.0/5.0 |
| 利回り（1年）＊2 | 25.41％（上位83位） | 3.5/5.0 |
| 純資産総額＊1 | 866.84億円（上位43位） | 4.5/5.0 |
| 信託報酬＊1 | 0.143%以内（昇順上位27位） | 4.5/5.0 |
| ウエルスアドバイザー評価＊2 | 3.0/5.0 | 3.0/5.0 |
＊1.2024年7月11日時点
＊2.2024年06月30日 時点
調査項目の多くで高評価となっていますが、安定性（標準偏差）の評価が低いことから全体評価を下げています。一方でシャープレシオの評価は比較的よく、リスクに対してリターンが大きい特徴があると分かります。
ほとんどが日本株での運用なので日本経済の影響を強く受けますが、海外への投資に抵抗があったり、比較的大きな価格の上下動に耐えられる方など、たとえ大きな含み損が発生してもリカバリーできる期間が十分にある若い世代の方におすすめです。
ニッセイ TOPIXインデックスファンドを新NISAで運用するなら下記の証券会社で購入できます↓
ニッセイ TOPIXインデックスファンドとは
ニッセイTOPIXインデックスファンドとは、国内株式市場全体の動きを反映するTOPIX（東証株価指数）に連動することを目指して運用されるインデックスファンドです。
このファンドは、「ニッセイ国内株式インデックスマザーファンド」を通じて、主に国内の金融商品取引所上場株式等に投資し、TOPIXの動きに連動した投資成果を目標としています。
購入時および換金時の手数料が無料で、信託報酬は年率0.143%（税込み）と低コストで運用されることが特徴で、長期的な資産形成に適した商品です。
ニッセイ TOPIXインデックスファンドの基本情報
| 商品名 | ニッセイ TOPIXインデックスファンド |
| 当サイト総合評価 | 3.6/5.0 |
| 運用会社 | ニッセイアセットマネジメント |
| 連動対象 | TOPIX |
| 運用スタイル | インデックス型 |
| 投信設定日 | 2015年4月27日 |
| 購入手数料 | なし |
| 解約手数料 | なし |
| 決算日 | 2月20日 |
| 設定来高値 | 21,876円 （2024.7.11） |
| 設定来安値 | 7,453円 （2016.2.12） |
| 分配金 | なし |
資産構成比(商品別・地域別)
| 国内株式 | 99.0% |
| その他 | 1.0% |
| アジア・オセアニア | 100.00% |
2024年2月20日 時点
ニッセイ TOPIXインデックスファンドの基準価額チャート
下記は、ニッセイ TOPIXインデックスファンドが設定されて以降のチャートです↓
チャート引用先：Investing.com
チャートを見れると、約1年8カ月のおよぶ方向感のないレンジの後に上抜けして以降、2023年5月からは上昇傾向が継続しています。2024年4月22日に少し大きな押し目がありましたが、黄色線である75日移動平均線に支えられ反発して直近高値を更新しています。現状では上昇が終焉するようなサインは見られませんので、今後も上昇が続くと予想しています。
ニッセイ TOPIXインデックスファンドでの各種シュミレーション
ニッセイ TOPIXインデックスファンドは、2015年4月27日から運用を開始しました。
そこで、SBI証券で過去データを利用して条件を変えて、ニッセイ TOPIXインデックスファンドを運用した場合のシュミレーションを行ってみました。
設定当時からの運用シュミレーション
SBI証券で過去データの取得可能な設定当時（2015年5月）から現在まで定額積み立て投資を行った運用シュミレーションです。
下記の運用条件で運用シュミレーションした結果
2,493,060円の含み益が確認できました！
（＊2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。）
毎月積立日：月初めの営業日（始値で取得）
毎月積立金額：3万円
運用期間：2015年5月1日～2024年8月30日（ 9年4ヶ月）
- 総投資額:3,360,000円
- 現在の価値:5,853,060円
- 利益:2,493,060円
- 投資利益率:74.20%
- 単純年利回り:7.94%
- 購入した合計口数:288.80口
設定当時から運用した際の最大含み損額＆含み損率
上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、2016年2月12日一時的に22.72%の含み損を経験したことになります。
つまり、ニッセイ TOPIXインデックスファンドで長期運用する場合、今後も同じ程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要となります。
詳細は以下になります↓
| 最大含み損率日 | 2016年02月12日 |
| 最大含み損率時の損額 | 68,161円 |
| 最大含み損率 | 22.72% |
| 最大含み損時点での総投資額 | 300,000円 |
| 最大含み損時点での評価額 | 231,839円 |
新NISA開始からの運用シュミレーション
ここでは、SBI証券の過去データを利用して新NISAが開始した2024年1月から現在（2024年8月30日時点）までの運用シュミレーションをした結果です。
下記の運用条件でシュミレーションした結果
5,329円の含み益が確認できました！
（＊2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。）
毎月積立日：月初めの営業日（始値で取得）
毎月積立金額：3万円
運用期間：2024年1月4日～2024年8月30日（約8ヶ月）
- 総投資額: 240,000円
- 現在の価値:245,329円
- 利益:5,329円
- 投資利益率:2.22%
- 単純年利回り:3.39%
- 購入した合計口数:12.10口
新NISA開始から運用した際の最大含み損額＆含み損率
上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、一時的に16.10%の含み損を経験したことになります。
その理由は、2024年8月05日に起こった日経平均株価の歴史的な急落によるパニック売りが影響しています。
長期間での運用に加え、短期的でも運用開始のタイミングによって、今後もニッセイ TOPIXインデックスファンドで長期運用する場合、この程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要です。
詳細は以下になります↓
| 最大含み損率日 | 2024年08月05日 |
| 最大含み損率時の損額 | 38,636円 |
| 最大含み損率 | 16.10% |
| 最大含み損時点での総投資額 | 240,000円 |
| 最大含み損時点での評価額 | 201,364円 |
ニッセイ TOPIXインデックスファンドの利回り
直近1年では25.41％と高い利回りとなっています。
上記のニッセイ TOPIXインデックスファンドのチャートを見ると、2023年5月からはレンジを上抜けしたあと上昇が継続していることから直近の利回り高い傾向にあります。
これには、米国を中心とした世界的な株高とインフレ、円安による国内企業の好決算などが影響し、外国資本が国内に流入していると思われます。
ただし、今後も高パフォーマンスが継続するのは難しいと思いますので、長期で運用するなら3年と5年の利回りである15％強に収斂する可能性が高いと思います。
| 期間 | 1ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 設定来 |
| 利回り | 1.43％ | 20.03％ | 25.41％ | 15.67％ | 15.15％ | 109.86％ |
＊2024年6月30日 時点
そこで、20年後の利益想定として、3年と5年の利回りの低い方の15.15%を採用してシュミレーションした結果を掲載します。
ニッセイ TOPIXインデックスファンドの20年後をシミュレーション
下記の条件で直近5年間の利回り（年率）15.15%と、その半分の7.575%の2つのパターンをシュミレーションしてみました。
- 毎月積立額：3万円
- 積立運用期間：20年
| 毎月の積立金額 | 3万円 |
| 想定利回り（年率） | 15.15% |
| 積立期間 | 20年 |
| 20年間の元本 | 720万円 |
| 20年利益 | 3,868万円 |
チャート引用先：金融庁つみたてシュミレーター
もちろん、これは理想値であって途中パフォーマンスの低下を考慮し、利回りを半分（7.575%）としてシュミレーションした結果が下記になります↓
| 毎月の積立金額 | 3万円 |
| 想定利回り（年率） | 7.575% |
| 積立期間 | 20年 |
| 20年間の元本 | 720万円 |
| 20年利益 | 957万円 |
現実的には、後者（利回り：7.575%）のシュミレーションの方が、より現実的な利益となることが予想されます。
ニッセイ TOPIXインデックスファンドを買える証券会社
新NISA口座でニッセイ TOPIXインデックスファンドを買う際におすすめの証券会社は、下記の「楽天証券」と「SBI証券」です。
ネット証券の多くは、投資信託を保有するとポイントが付与などのサービスを行っています。なお、保有する投資信託商品によって付与されるポイントには差があります。
SBI証券でニッセイ TOPIXインデックスファンドを保有すると、年率0.05％のポイントが付与されます。
＊楽天証券は以前は定期的なポイント還元サービスがあったようですが、現在は行っていません。
| 証券会社名 | 楽天証券 | SBI証券 |
| NISA成長投資枠 | 〇 | 〇 |
| NISAつみたて投資枠 | 〇 | 〇 |
| 最低積立金額 | 100円（1円単位）～ | 100円（1円単位）～ |
| ポイント付与率（年率） | なし | 0.05% |
| 公式サイト |  |
|
ニッセイ TOPIXインデックスファンドの質問＆疑問5選
ニッセイTopixインデックスファンドの運用会社は？
ニッセイTOPIXインデックスファンドの運用会社は、ニッセイアセットマネジメント株式会社です。
ニッセイTopixインデックスファンドの配当金はいくらですか？
ニッセイTOPIXインデックスファンドは配当金を支払っていません。ファンドの運用による利益は全て再投資され、ファンドの価値向上を目指しています。
Topixとは？
TOPIX（東証株価指数）とは、東京証券取引所第一部に上場する全銘柄を対象にした株価指数です。
この指数は、1968年1月4日を基準日として、その時点の時価総額を100ポイントとして算出されており、日本の株式市場全体の動向を反映する指標として広く利用されています。
トピックスで上位の銘柄は？
構成比率上位10銘柄（2023年4月末時点）です。
- トヨタ自動車・・・3.5％
- ソニーグループ・・・3.1％
- キーエンス・・・2.1％
- 日本電信電話・・・1.8％
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ・・・1.8％
- 第一三共・・・1.4％
- 武田薬品工業・・・1.4％
- 三井住友フィナンシャルグループ・・・1.4％
- 日立製作所・・・1.2％
- 任天堂・・・1.2％
Topixの最高値はいつか？
TOPIX（東証株価指数）の最高値は1989年12月に記録された2,884.80ポイントです。
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