楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の評価【利回り&20年後シュミレーション】

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)を6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。

その結果、調査時点(2024年7月14日)では、4.0という高評価でした。

さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の16倍以上である約1億1,982万円の予想利益となりました。

メリット
  • 大型株から小型株まで幅広く投資
  • 約3,500銘柄以上に投資
  • 個別銘柄選択不要
  • 多様なセクターへの投資
デメリット
  • 為替変動の影響を受ける
  • グローバル分散投資ができない
  • 市場平均以上のリターンを狙えない
  • 米国経済の停滞時にパフォーマンスが悪化

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)での運用をおすすめの人

  • 米国経済の成長を享受したい人
  • 運用コストを抑えたい人
  • 約4000銘柄に分散投資することで、リスクを軽減したい人
  • 長期的な資産形成を目指す人
  • NISA積み立て投資枠を使い分散投資したい人
  • 老後の資金を作りたい人

これらに該当する人は、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の詳しい内容をご確認ください。

ただし、投資である以上リスクが伴うことをご理解の上、最終的にはご自身の判断でお願いいたします。

新NISAつみたて投資枠おすすめ銘柄はコチラ

新nisaの積立投資枠対象の約230銘柄の中からおすすめ銘柄(インデックス型)10選を紹介します。 ただし、個人の状況によってもオススメ銘柄が異なることから、下記の世代別 or リスク許容度別に分けています。 20~30[…]

新nisaの積立投資枠おすすめ銘柄10選!
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著者情報
 
植杉
【著者:植杉】 2019年FP3級取得、日本テクニカルアナリスト協会:認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得。会社員時代に数冊の株式投資に関する書籍を熟読して実践に挑んだが玉砕。その後、数年間ブランクがあったもののFXブームを機に再度投資に興味を持ち本格的に学習。その際に冒頭記載した資格を取得しチャート分析などのテクニカルを徹底的に習得。さらに2024年から始まった新NISAの制度や仕組み、銘柄について学習して投資をしながら基本知識をブログを通じて発信しています。
 

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の評価

当サイトで楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)を調査し、独自の基準で10段階で評価した結果です↓

総合評価*1 4.0/5.0

総合評価は、下記の5つの調査項目の星評価を単純平均化して算出しています。

評価項目 結果 星評価
安定性(標準偏差)*1 12.45(上位179位) 1.5/5.0
シャープレシオ*1 3.08(上位35位) 4.5/5.0
利回り(1年)*2 38.41%(上位17位) 5.0/5.0
純資産総額*1 16683.64億円(上位4位) 5.0/5.0
信託報酬*1 0.162%(上位52位) 4.0/5.0
ウエルスアドバイザー評価*2 4.0/5.0 4.0/5.0

レーティング評価基準はコチラへ

*1.2024年7月14日時点
*2.2024年06月30日 時点

著者コメント

調査項目の多くで高評価となっており、信託報酬も安く資金流入も多い人気の投信商品です。足元では米国の株高が追風となって直近利回りも高パフォーマンスの結果となっています。米国株中心の商品なので、上下のブレが大きいと思いますが米国経済が好調であるかぎり、リスク以上の大きな利益の実績があります。

一方で下落リスクも高いので、それらを受け入れられる人やリカバリーできる十分な運用期間が確保できる若い世代にオススメとなります。

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)を新NISAで運用するなら下記の証券会社で購入できます↓

SBI証券へ

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楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)とは

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)は、米国の株式市場全体に投資するインデックスファンドです。

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)は、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動することで、米国株式市場の大型株から小型株まで幅広くカバーし、約4,000銘柄に分散投資しています​ 。

楽天・VTIの大きな特徴は、信託報酬が低く抑えられている点です。また、つみたてNISAやiDeCoなどの税制優遇制度にも対応しており、税制上のメリットを活用しやすい点も魅力です​​。

特に米国市場の成長を取り込みたい投資家や、長期的な資産形成を目指す投資家に適しています。
ただし、米国株式市場の動向に強く影響されるため、米国経済のリスクにも注意が必要です​。

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の基本情報

商品名 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)
当サイト総合評価 4.0/5.0
運用会社 楽天投信投資顧問
連動対象 CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)
運用スタイル インデックス型
投信設定日 2017年9月29日
購入手数料 なし
解約手数料 なし
決算日 7月15日
設定来高値 32,981円 (2024.7.11)
設定来安値 8,717円 (2020.3.24)
分配金 なし

資産構成比(商品別・地域別)

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)資産構成比(商品別・地域別)

国際株式 98.0%
国際REIT 1.0%
その他 1.0%
北米 98.90%
アジア・オセアニア 1.10%

2023年7月18日 時点

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の基準価額チャート

下記は、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)が設定されて以降のチャートです↓

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)のチャート
チャート引用先:Investing.com

ちなみに新NISA口座で楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)を運用するのに適した2023年3月以降のチャートを表示しています。

著者コメント

チャートを見れると、これまでは方向感のないレンジが続いていましたが、2024年1月以降上昇傾向が継続しています。この影響で直近1年間の利率は40%を超える異常な高パフォーマンスとなっています。ただし、長期間で見ると株式での運用の多くは10%代に落ち着く傾向にあるので、どこかのタイミングで下落する場面は来ると思います。

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)での各種シュミレーション

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)は、2017年9月29日から運用を開始しました。

そこで、SBI証券で過去データを利用して条件を変えて、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)を運用した場合のシュミレーションを行ってみました。

設定当時からの運用シュミレーション

SBI証券で過去データの取得可能な設定当時(2017年10月)から現在まで定額積み立て投資を行った運用シュミレーションです。

下記の運用条件で運用シュミレーションした結果

2,530,003円の含み益が確認できました!
(*2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。)

運用開始基準価格:9,980円
毎月積立日:月初めの営業日(始値で取得)
毎月積立金額:3万円
運用期間:2017年10月2日~2024年8月30日( 6年11ヶ月)
  • 総投資額:2,490,000円
  • 現在の価値:5,020,003円
  • 利益:2,530,003円
  • 投資利益率:101.61%
  • 単純年利回り:14.69%
  • 購入した合計口数:169.65口

設定当時から運用した際の最大含み損額&含み損率

上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、2020年3月24日一時的に20.30%の含み損を経験したことになります。

その理由は、2020年3月のコロナショックによる市場の急落により起こっています。

つまり、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)で長期運用する場合、今後も同じ程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要となります。

詳細は以下になります↓

最大含み損率日 2020年03月24日
最大含み損率時の損額 182,705円
最大含み損率 20.30%
最大含み損時点での総投資額 900,000円
最大含み損時点での評価額 717,295円

新NISA開始からの運用シュミレーション

ここでは、SBI証券の過去データを利用して新NISAが開始した2024年1月から現在(2024年8月30日時点)までの運用シュミレーションをした結果です。

下記の運用条件でシュミレーションした結果

9,420円の含み益が確認できました!
(*2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。)

運用開始基準価格:24,685円
毎月積立日:月初めの営業日(始値で取得)
毎月積立金額:3万円
運用期間:2024年1月4日~2024年8月30日(約8ヶ月)
  • 総投資額: 240,000円
  • 現在の価値:249,420円
  • 利益: 9,420円
  • 投資利益率:3.93%
  • 単純年利回り:5.99%
  • 購入した合計口数:8.43口

新NISA開始から運用した際の最大含み損額&含み損率

上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、一時的に3.69%の含み損を経験したことになります。

その理由は、2024年8月05日に起こった日経平均株価の歴史的な急落によるパニック売りが影響しています。

長期間での運用に加え、短期的でも運用開始のタイミングによって、今後も楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)で長期運用する場合、この程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要です。

詳細は以下になります↓

最大含み損率日 2024年08月06日
最大含み損率時の損額 8,846円
最大含み損率 3.69%
最大含み損時点での総投資額 240,000円
最大含み損時点での評価額 231,154円

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の利回り

直近1年では38.41%と驚異的な利回りとなっています。

上記の楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)のチャートを見ると、2024年1月以降にレンジ相場をブレイクしたあと上昇が継続していることから、直近1年の利回りは特に高い傾向にあります。

これには、世界的なインフレによる米国を中心とした世界的な株高が寄与しています。

ただし、今後はこのような高パフォーマンスが継続するのは難しいと思いますので、長期で運用すると3年と5年の利回りが低い方の20%前後に落ち着いてくると予想しています。

期間 1ヵ月 6ヵ月 1年 3年 5年 設定来
利回り 7.10% 28.75% 38.41% 22.03% 23.39% 220.66%

*2024年6月30日 時点

そこで、20年後の利益想定として、3年と5年の利回りの低い方の22.03%を採用してシュミレーションした結果を掲載します。

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の20年後をシミュレーション

下記の条件でここ3年間の直近利回り(年率)22.03%と、その半分の11.015%の2つのパターンをシュミレーションしてみました。

  • 毎月積立額:3万円
  • 積立運用期間:20年
毎月の積立金額 3万円
想定利回り(年率) 22.03%
積立期間 20年
20年間の元本 720万円
20年利益 1億1,982万円

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の20年後運用シュミレーション1
チャート引用先:金融庁つみたてシュミレーター

もちろん、これは理想値であって途中パフォーマンスの低下を考慮し、利回りを半分(11.015%)としてシュミレーションした結果が下記になります↓

毎月の積立金額 3万円
想定利回り(年率) 11.015%
積立期間 20年
20年間の元本 720万円
20年利益 1,882万円

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の20年後運用シュミレーション2

著者コメント

現実的には、後者(利回り:11.015%)のシュミレーションの方が、より現実的な利益となることが予想されます。ただ楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の運用だけでも約1,900万円の利益が予想されるので、これ1本だけも老後の資金構築としては十分です。ただ、株式中心の運用なので、予想利益のブレは上下に大きくなる傾向があることを理解して運用されてください。

ただし、あくまで過去3年もしくは3年の利回りを元にシュミレーションした結果であり、20年後の利益を保証するわけではありません!過去の傾向をいくら分析したところで、将来の相場の値動きを完璧に予測することは不可能ですので、あくまで参考程度にしてください。

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)を買える証券会社

新NISA口座で楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)を買う際におすすめの証券会社は、下記の「楽天証券」と「SBI証券」です。

証券会社名 楽天証券 SBI証券
NISA成長投資枠
NISAつみたて投資枠
最低積立金額 100円以上(1円単位)~ 100円以上(1円単位)~
公式サイト

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の質問&疑問5選

楽天全米株式インデックスファンドは何社に投資していますか?

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)は、米国の株式市場全体に投資するインデックスファンドで、約4,000銘柄に分散投資しています。これはCRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動し、米国市場の大型株から小型株まで広範囲にカバーします。

楽天全米株式インデックスファンドの利回りは?

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の直近1年間の利回りは約46.20%です。

インデックス投資の弱点は何ですか?

インデックス投資の弱点は、市場全体の下落に対して無防備である点です。インデックスファンドは市場全体のパフォーマンスに連動するため、マーケットが下落する時にはファンドの価値も同様に下がります。

楽天のファンドは潰れたらどうなるの?

楽天証券が潰れても、顧客の資金は法令に従い証券会社の資産と分別管理されており、顧客の投資金額は返還されます。

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の20年後は?

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)を直近3年利回り(19.86%)で、毎月3万円の積み立てで20年後のシュミレーションをすると、約8,415万円の利益予想でした。

SBI証券へ

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楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の質問&疑問5選

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eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の評価や20年後の運用シュミレーション)

こちらでは、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)を6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。 その結果、調査時点(2024年7月14日)では、2.9という評価でした。 さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の3倍以上である約2,798万円の予想利益となりました。 メリット 信託報酬が年0.1 […]

SBI・iシェアーズ・日経225インデックス・ファンドの評価や20年後の運用シュミレーション

SBI・iシェアーズ・日経225インデックス・ファンドを2項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。 その結果、調査時点(2024年7月14日)では暫定ですが、3.5という評価でした。 まだ商品が設定されてから1年未満であるため直近6ヶ月の利回りで、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の9倍以上である約7,088万円の予想利益となりました。 […]

eMAXIS Slim先進国株式インデックスの評価や20年後の運用シュミレーション

eMAXIS Slim先進国株式インデックスを6項目にわたって調査した結果を当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。 その結果、調査時点(2024年7月14日)では、4.4という高評価の結果でした。 さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の約16倍である約1億1,393万円の予想利益となりました。 メリット 先進国の株 […]

SBI・V・S&P500インデックスファンドの評価や20年後の運用シュミレーション

SBI・V・S&P500インデックスファンドを6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。 その結果、調査時点(2024年7月14日)では、4.4という高評価でした。 さらに直近3年間の利回りで20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の24倍以上である約1億7,828万円の予想利益となりました。 メリット 信託報酬が年0.0938%(税 […]

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の評価や利回りを想定したシュミレーション

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。 その結果、調査時点(2024年7月14日)では、4.4という高評価でした。 レーティング評価基準はコチラへ さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の約11倍である約8,065万円の予想利益となりまし […]

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)の評価や20年後の運用シュミレーション

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)を6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。 その結果、調査時点(2024年7月14日)では、4.2という高評価でした。 さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の11.6倍以上である約8,373万円の予想利益となりました。 メリット 信託報酬が年0.05 […]