SBI全世界株式インデックスファンドを6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。
その結果、調査時点(2024年7月14日)では、4.0という高評価でした。
さらに直近3年間と5年間の利回りの低い方で、20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果、元本720万円の9倍以上である約6,693万円の予想利益となりました。
- 信託報酬が年0.1022%(税込)と比較的低い
- 先進国・新興国を含む世界中の株式に投資
- 約3,000銘柄以上に投資
- 個別銘柄選択不要
- MSCI ACWIに連動
- 地域やセクターの偏りが少ない
- 為替変動の影響を受ける
- 特定地域への比重を自由に変更できない
- 世界経済全体の停滞時にパフォーマンスが悪化
- 特定の優良銘柄の大幅な成長の恩恵を受けにくい
SBI全世界株式インデックスファンドでの運用をおすすめの人
- 全世界の株式市場に分散投資したい人
- 個別銘柄や国別の選択をしたくない人
- 運用コストを抑えたい人
- 長期的な資産形成を目指す人
- NISA積み立て投資枠を使い分散投資したい人
- 老後の資金を作りたい人
これらに該当する人は、SBI全世界株式インデックスファンドの詳しい内容をご確認ください。
ただし、投資である以上リスクが伴うことをご理解の上、最終的にはご自身の判断でお願いいたします。
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- 著者情報
-
【著者:植杉】 2019年FP3級取得、日本テクニカルアナリスト協会:認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得。会社員時代に数冊の株式投資に関する書籍を熟読して実践に挑んだが玉砕。その後、数年間ブランクがあったもののFXブームを機に再度投資に興味を持ち本格的に学習。その際に冒頭記載した資格を取得しチャート分析などのテクニカルを徹底的に習得。さらに2024年から始まった新NISAの制度や仕組み、銘柄について学習して投資をしながら基本知識をブログを通じて発信しています。
SBI全世界株式インデックスファンドの評価
当サイトでSBI全世界株式インデックスファンドを調査し、独自の基準で10段階で評価した結果です↓
総合評価*1 | 4.0/5.0 |
総合評価は、下記の5つの調査項目の星評価を単純平均化して算出しています。
評価項目 | 結果 | 星評価 |
安定性(標準偏差)*1 | 10.88(上位131位) | 2./5.0 |
シャープレシオ*1 | 2.99(上位48位) | 4.0/5.0 |
利回り(1年)*2 | 32.53%(上位53位) | 4.0/5.0 |
純資産総額*1 | 2246.90億円(上位24位) | 4.5/5.0 |
信託報酬*1 | 0.1022%(昇順上位17位) | 5.0/5.0 |
ウエルスアドバイザー評価*2 | 4.0/5.0 | 4.0/5.0 |
*1.2024年7月11日時点
*2.2024年06月30日 時点
調調査項目の多くで高評価となっている理由は、低い信託報酬と純資産総額が大きいことが影響しています。
全世界市場の成長期待も大きく、ハイリターンを望む方には向いています。ただ米国株式市場での運用比率が約6割と高く、米国経済の影響が大きいことから分散という観点からはやや偏った運用となります。一方で安定を重視したい方は、他の投信商品か、当ファンドとの組わせをオススメします。
SBI全世界株式インデックスファンドを新NISAで運用するなら下記の証券会社で購入できます↓
SBI全世界株式インデックスファンドとは
SBI・V・全世界株式インデックスファンドとは、全世界の株式市場の動きを捉えることを目的とした投資信託です。
このファンドは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指して運用されます。
グローバル株式インデックスマザーファンドの受益証券を主要な投資対象とし、ETFを含む投資信託証券を通じて世界中の株式市場に分散投資を行います。信託報酬は年率0.1022%程度であり、低コストで長期的な資産形成に適しています。
世界の経済成長の成果を享受したい方やハイリターンを希望する方など、最低でも10年以上の運用を予定し、比較的リスクを積極的に受け入れたい方に向いている商品となります。
SBI全世界株式インデックスファンドの基本情報
商品名 | SBI全世界株式インデックスファンド |
当サイト総合評価 | 4.0/5.0 |
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
連動対象 | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース) |
運用スタイル | インデックス型 |
投信設定日 | 2017年12月6日 |
購入手数料 | なし |
解約手数料 | なし |
決算日 | 11月12日 |
設定来高値 | 25,369円 (2024.7.11) |
設定来安値 | 7,639円 (2020.3.24) |
分配金 | なし |
SBI全世界株式インデックスファンドの基準価額チャート
下記は、SBI全世界株式インデックスファンドが設定されて以降のチャートです↓
チャート引用先:Investing.com
チャートを見れると、設定されて以来方向感のないレンジが2年11カ月と続き、一旦は上昇しています。そして、再び1年6カ月の間レンジ相場が続いています。その後、2023年5月にレンジを上抜けして以来、現在も上昇が継続しています。
赤色線の21日移動平均線、黄色線の75日移動平均線ともに上向きとなっており、チャート上では上昇の終わりを示すサインも今のところ出ていないことから、まだまだ上昇の勢いを感じられます。ただ、過去チャートでは1~3年間の方向感がないレンジ相場を形成していることから上昇が止めると同じような期間レンジ相場が形成される可能性高いと思われます。
SBI全世界株式インデックスファンドでの各種シュミレーション
SBI全世界株式インデックスファンドは、2017年12月06日から運用を開始しました。
そこで、SBI証券で過去データを利用して条件を変えて、SBI全世界株式インデックスファンドを運用した場合のシュミレーションを行ってみました。
設定当時からの運用シュミレーション
SBI証券で過去データの取得可能な設定当時(2016年12月)から現在まで定額積み立て投資を行った運用シュミレーションです。
下記の運用条件で運用シュミレーションした結果
1,873,893円の含み益が確認できました!
(*2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。)
毎月積立日:月初めの営業日(始値で取得)
毎月積立金額:3万円
運用期間:2018年1月4日~2024年8月30日( 6年8ヶ月)
- 総投資額:2,400,000円
- 現在の価値:4,273,893円
- 利益:1,873,893円
- 投資利益率:78.08%
- 単純年利回り:11.73%
- 購入した合計口数:186.45 口
設定当時から運用した際の最大含み損額&含み損率
上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、2020年3月24日一時的に24.28%の含み損を経験したことになります。
つまり、SBI全世界株式インデックスファンドで長期運用する場合、今後も同じ程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要となります。
詳細は以下になります↓
最大含み損率日 | 2020年03月24日 |
最大含み損率時の損額 | 196,689円 |
最大含み損率 | 24.28% |
最大含み損時点での総投資額 | 810,000円 |
最大含み損時点での評価額 | 613,311円 |
新NISA開始からの運用シュミレーション
ここでは、SBI証券の過去データを利用して新NISAが開始した2024年1月から現在(2024年8月30日時点)までの運用シュミレーションをした結果です。
下記の運用条件でシュミレーションした結果
7,842円の含み益が確認できました!
(*2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。)
毎月積立日:月初めの営業日(始値で取得)
毎月積立金額:3万円
運用期間:2024年1月4日~2024年8月30日(約8ヶ月)
- 総投資額: 240,000円
- 現在の価値:247,842円
- 利益:7,842円
- 投資利益率:3.27%
- 単純年利回り:4.99%
- 購入した合計口数:10.81口
新NISA開始から運用した際の最大含み損額&含み損率
上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、一時的に4.63%の含み損を経験したことになります。
その理由は、2024年8月05日に起こった日経平均株価の歴史的な急落によるパニック売りが影響しています。
長期間での運用に加え、短期的でも運用開始のタイミングによって、今後もSBI全世界株式インデックスファンドで長期運用する場合、この程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要です。
詳細は以下になります↓
最大含み損率日 | 2024年08月06日 |
最大含み損率時の損額 | 11,123円 |
最大含み損率 | 4.63% |
最大含み損時点での総投資額 | 240,000円 |
最大含み損時点での評価額 | 228,877円 |
SBI全世界株式インデックスファンドの利回り
直近1年では32.53%と驚異的な利回りとなっています。
上記のSBI全世界株式インデックスファンドのチャートを見ると、ここ1年はレンジをブレイクしたあとの上昇が継続していることから直近の利回りも高い傾向にあります。
これには、米国を中心とした世界的な株高とインフレが影響していると思われます。
ただし、今後インフレが落ち着いてくれば、今のような高パフォーマンスを継続するのは難しいと思いますので、長期で運用すると3年と5年の利回りの低い方の17%強に近づいてくる可能性が高いと思います。
期間 | 1ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 設定来 |
利回り | 5.13% | 24.93% | 32.53% | 18.46% | 19.49% | 146.13% |
*2024年6月30日 時点
そこで、20年後の利益想定として、3年と5年の利回りの低い方の18.46%を採用してシュミレーションした結果を掲載します。
SBI全世界株式インデックスファンドの20年後をシミュレーション
下記の条件でここ3年間の直近利回り(年率)18.46%と、その半分の9.23%の2つのパターンをシュミレーションしてみました。なお、利益には手数料である信託報酬を加味しておりません。
- 毎月積立額:3万円
- 積立運用期間:20年
毎月の積立金額 | 3万円 |
想定利回り(年率) | 18.46% |
積立期間 | 20年 |
20年間の元本 | 720万円 |
20年利益 | 6,693万円 |
チャート引用先:金融庁つみたてシュミレーター
もちろん、これは理想値であって途中パフォーマンスの低下を考慮し、利回りを半分(9.23%)としてシュミレーションした結果が下記になります↓
毎月の積立金額 | 3万円 |
想定利回り(年率) | 9.23% |
積立期間 | 20年 |
20年間の元本 | 720万円 |
20年利益 | 1,343万円 |
現実的には、後者(利回り:9.23%)のシュミレーションの方が、より現実的な利益となることが予想されます。また、世界経済の動き次第では逆に予想を大きく上回る可能性は当然あると期待しています。
SBI全世界株式インデックスファンドを買える証券会社
新NISA口座でSBI全世界株式インデックスファンドを買う際におすすめの証券会社は、「楽天証券」と「SBI証券」です。
ネット証券の多くは、投資信託を保有するとポイントが付与などのサービスを行っています。なお、保有する投資信託商品によって付与されるポイントには差があります。
SBI証券でSBI全世界株式インデックスファンドを保有すると、年率0.022%のポイントが付与されます。
*楽天証券は以前は定期的なポイント還元サービスがあったようですが、現在は行っていません。
証券会社名 | 楽天証券 | SBI証券 |
NISA成長投資枠 | 〇 | 〇 |
NISAつみたて投資枠 | 〇 | 〇 |
最低積立金額 | 100円(1円単位)~ | 100円(1円単位)~ |
ポイント付与率(年率) | なし | 0.022% |
公式サイト |
SBI全世界株式インデックスファンドの質問&疑問5選
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは?
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは、世界中の株式市場を包括的にカバーする株価指数です。
この指数は、先進国および新興国の大型株、中型株、小型株を含む約9,000銘柄で構成されており、世界経済全体のパフォーマンスを反映することを目的としています。
SBI全世界とSbiv全世界の違いは何ですか?
SBI全世界株式インデックスファンドとSBI・V・全世界株式インデックスファンドの主な違いは、投資対象と信託報酬にあります。
どちらも全世界の株式市場に広く分散投資を行う点では共通していますが、SBI全世界株式インデックスファンドの方が若干信託報酬が低いという違いがあります。
SBI全世界株式インデックスファンド 雪だるまの利回り?
SBI全世界株式インデックスファンドの利回りは、1年が35.88%、 3年が17.31%、5年が19.06%となっています。
雪だるまとeMAXIS Slimのどちらがいいですか?
SBI全世界株式インデックスファンド(雪だるま)とeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のどちらが良いかは、コストと運用方針の違いに基づいて選ぶと良いす。
雪だるまは、信託報酬が年率0.1022%で、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動します。一方、eMAXIS Slimは、信託報酬が0.05775%で、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)に連動します。
信託報酬の低さと指数の違いを考慮するならeMAXIS Slimを選んだ方が良いと思います。
SBI・全世界株式インデックス・ファンドの配当金はいくら?
SBI・全世界株式インデックス・ファンドの配当金はありません。
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