SBI・V・全米株式インデックスファンドを6項目にわたって評価し、当サイト独自の基準を元に10段階でレーティングしました。
その結果、調査時点(2024年7月14日)では、4.2という高評価でした。
さらに20年間毎月3万円の積み立てで運用した結果のシミュレーションでは、通常直近3年と5年の利回り(年率)の低い方を採用しますが、運用実績が5年未満と過去データがないため暫定的に直近3年利回りを採用しました。
その結果、元本720万円の17倍以上である約1億2,644万円の予想利益となりました。
ただ、将来的に予想利益通りになることは難しいと思いますので、暫定的な結果として捉えてください。
- 信託報酬が年0.0938%(税込)と極めて低い
- 大型株から小型株まで幅広く投資
- 約3,500銘柄以上に投資
- 多様なセクターへの投資
- 為替変動の影響を受ける
- グローバル分散投資ができない
- 米国経済の停滞時にパフォーマンスが悪化
SBI・V・全米株式インデックスファンドでの運用をおすすめの人
- 米国市場の成長に期待している人
- 米国株式市場に幅広く分散したい人
- ハイリスクを受け入れることができハイリターンを期待したい人
- 運用コストを抑えたい人
- 長期的な資産形成を目指す人
- NISA積み立て投資枠を使い分散投資したい人
- 老後の資金を作りたい人
これらに該当する人は、SBI・V・全米株式インデックスファンドの詳しい内容をご確認ください。
ただし、投資である以上リスクが伴うことをご理解の上、最終的にはご自身の判断でお願いいたします。
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*このページにはPRを含みます。
- 著者情報
-
【著者:植杉】 2019年FP3級取得、日本テクニカルアナリスト協会:認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得。会社員時代に数冊の株式投資に関する書籍を熟読して実践に挑んだが玉砕。その後、数年間ブランクがあったもののFXブームを機に再度投資に興味を持ち本格的に学習。その際に冒頭記載した資格を取得しチャート分析などのテクニカルを徹底的に習得。さらに2024年から始まった新NISAの制度や仕組み、銘柄について学習して投資をしながら基本知識をブログを通じて発信しています。
SBI・V・全米株式インデックスファンドの評価
当サイトでSBI・V・全米株式インデックスファンドを調査し、独自の基準で10段階で評価した結果です↓
総合評価*1 | 4.2/5.0 |
総合評価は、下記の5つの調査項目の星評価を単純平均化して算出しています。
評価項目 | 結果 | 星評価 |
安定性(標準偏差)*1 | 12.37 (上位177位) | 1.5/5.0 |
シャープレシオ*1 | 3.10(上位26位) | 4.5/5.0 |
利回り(1年)*2 | 38.34%(上位18位) | 5.0/5.0 |
純資産総額*1 | 2860.19億円(上位18位) | 5.0/5.0 |
信託報酬*1 | 0.0938%(昇順上位9位) | 5.0/5.0 |
ウエルスアドバイザー評価*2 | 4.0/5.0 | 4.0/5.0 |
*1.2024年7月11日時点
*2.2024年06月30日 時点
調査項目の多くで高評価となっている理由は、低報酬や高利回りによるものです。唯一全体評価を下げているのが、安定性(標準偏差)になりますが、確かに価格の上下動は激しい商品ですが、シープレシオが高くリスク以上のハイリターンが実現している投資効率の良い商品とも言えます。
ウエルスアドバイザーが未評価となっている原因は、信託設定日が3年未満と浅く十分なデータが揃っていないためです。成長期待も大きく、ハイリターンを望む方には向いていますが、米国株式市場だけの運用であるため分散という観点からは、やや偏った運用となります。一方で安定を重視したい人には向かない商品ですが、積極的にリスクをとれる若い世代や運用中に大きな含み損が発生してもメンタル的に耐えれるひとなどにオススメします。
SBI・V・全米株式インデックスファンドを新NISAで運用するなら下記の証券会社で購入できます↓
SBI・V・全米株式インデックスファンドとは
SBI・V・全米株式インデックスファンドは、米国の株式市場全体に投資することを目的としています。
米国株式市場の指数である「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」に連動するよう設計されており、米国の上場企業のほぼ全てをカバーしています。運用はSBIアセットマネジメントが担当しており、SBIホールディングスの一部門です。
投資対象が米国株式市場全体であるため、市場全体のパフォーマンスに左右されるリスクがありますが、その分、市場全体が好調な時には高いリターンが期待できます。
投信設定日からまだ3年未満のため十分な過去データはありませんが、直近では米国市場が向上だったこともあり、高パフォーマンスとなっています。
SBI・V・全米株式インデックスファンドは、米国株式市場の成長に期待し、広範な分散投資を行いたい方にはおすすめです。
SBI・V・全米株式インデックスファンドの基本情報
商品名 | SBI・V・全米株式インデックスファンド |
当サイト総合評価 | 4.2/5.0 |
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
連動対象 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース) |
運用スタイル | インデックス型 |
投信設定日 | 2021年6月29日 |
購入手数料 | なし |
解約手数料 | なし |
決算日 | 7月11日 |
設定来高値 | 18,674円 (2024.7.11) |
設定来安値 | 9,748円 (2021.7.20) |
分配金 | なし |
資産構成比(商品別・地域別)
国際株式 | 99.0% |
その他 | 1.0% |
北米 | 99.46% |
アジア・オセアニア | 0.54% |
2023年7月11日 時点
SBI・V・全米株式インデックスファンドの基準価額チャート
下記は、SBI・V・全米株式インデックスファンドが設定されて以降のチャートです↓
チャート引用先:Investing.com
ちなみに新NISA口座でSBI・V・全米株式インデックスファンドを運用するのに短期間チャートを分析したところで意味はないので、設定来の長期チャートを表示しています。
チャートを見れると、設定されて以来方向感のないレンジが続いていましたが、2023年6月からは赤色線である21日移動平均線にタッチしながら上昇傾向が継続しています。
この影響で直近1年間の利率は40%を超える異常な高パフォーマンスとなっています。現状では上昇が終わるサインはチャート上にはでていませんので、上昇は継続しそうです。ただ、長期間で見ると今後は、どこかのタイミングで上昇が終焉する可能性があります。
SBI・V・全米株式インデックスファンドでの各種シュミレーション
SBI・V・全米株式インデックスファンドは、2021年6月28日から運用を開始しました。
そこで、SBI証券で過去データを利用して条件を変えて、SBI・V・全米株式インデックスファンドを運用した場合のシュミレーションを行ってみました。
設定当時からの運用シュミレーション
SBI証券で過去データの取得可能な設定当時(2021年7月)から現在まで定額積み立て投資を行った運用シュミレーションです。
下記の運用条件で運用シュミレーションした結果
441,474円の含み益が確認できました!
(*2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。)
毎月積立日:月初めの営業日(始値で取得)
毎月積立金額:3万円
運用期間:2021年7月1日~2024年8月30日( 3年2ヶ月)
- 総投資額:1,140,000円
- 現在の価値:1,581,474円
- 利益:441,474円
- 投資利益率:38.73%
- 単純年利回り:12.23%
- 購入した合計口数:94.26口
設定当時から運用した際の最大含み損額&含み損率
上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、2022年6月17日一時的に6.46%の含み損を経験したことになります。
つまり、SBI・V・全米株式インデックスファンドで長期運用する場合、今後も同じ程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要となります。
詳細は以下になります↓
最大含み損率日 | 2022年06月17日 |
最大含み損率時の損額 | 23,251円 |
最大含み損率 | 6.46% |
最大含み損時点での総投資額 | 360,000円 |
最大含み損時点での評価額 | 336,749円 |
新NISA開始からの運用シュミレーション
ここでは、SBI証券の過去データを利用して新NISAが開始した2024年1月から現在(2024年8月30日時点)までの運用シュミレーションをした結果です。
下記の運用条件でシュミレーションした結果
9,589円の含み益が確認できました!
(*2024年8月30日時点、信託報酬は加味していません。)
毎月積立日:月初めの営業日(始値で取得)
毎月積立金額:3万円
運用期間:2024年1月4日~2024年8月30日(約8ヶ月)
- 総投資額: 240,000円
- 現在の価値:249,589円
- 利益:9,589円
- 投資利益率:4.00%
- 単純年利回り:6.10%
- 購入した合計口数:14.88口
新NISA開始から運用した際の最大含み損額&含み損率
上記と同じ運用条件で運用期間中の最大含み損額や投資金額に対する含み損率を計算した結果、一時的に3.63%の含み損を経験したことになります。
その理由は、2024年8月05日に起こった日経平均株価の歴史的な急落によるパニック売りが影響しています。
長期間での運用に加え、短期的でも運用開始のタイミングによって、今後もSBI・V・全米株式インデックスファンドで長期運用する場合、この程度の含み損が一時的に発生する可能性があることを覚悟して投資することが重要です。
詳細は以下になります↓
最大含み損率日 | 2024年08月06日 |
最大含み損率時の損額 | 8,709円 |
最大含み損率 | 3.63% |
最大含み損時点での総投資額 | 240,000円 |
最大含み損時点での評価額 | 231,291円 |
SBI・V・全米株式インデックスファンドの利回り
直近1年では38.34%と驚異的な利回りとなっています。
上記のSBI・V・全米株式インデックスファンドのチャートを見ると、ここ1年はレンジをブレイクしたあとの上昇が継続していることから直近の利回り高い傾向にあります。
これには、米国を中心とした世界的な株高とインフレが影響していると思われます。
下記では、5年の利回りが掲載していませんが、これは設定が5年未満であるからです。他の投信案件と比較すると長期データがないので長期予想は難しいですが、今後は少しパフォーマンスが落ちる可能性が高いと思います。
期間 | 1ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 設定来 |
利回り | 7.06% | 28.66% | 38.34% | 22.00% | – | 81.60% |
*2024年5月31日 時点
20年後の利益想定として本来なら3年と5年の利回りの低い方を採用していますが、上記の理由から3年しかデータがないので22.00%を採用してシュミレーションした結果を掲載します。
SBI・V・全米株式インデックスファンドの20年後をシミュレーション
下記の条件で直近1年利回り(年率)22.00%と、その半分の11.00%の2つのパターンをシュミレーションしてみました。なお、信託報酬は加味しておりませんので、提示した予想利益より減る可能性があります。
- 毎月積立額:3万円
- 積立運用期間:20年
毎月の積立金額 | 3万円 |
想定利回り(年率) | 22.00% |
積立期間 | 20年 |
20年間の元本 | 720万円 |
20年利益 | 1億2,644万円 |
チャート引用先:金融庁つみたてシュミレーター
余りにも高い利回りだったことから予想利益になる可能性は極めて低いと思います。そこで、途中パフォーマンスの低下を考慮し、利回りを半分(11.00%)としてシュミレーションした結果が下記になります↓
毎月の積立金額 | 3万円 |
想定利回り(年率) | 11.00% |
積立期間 | 20年 |
20年間の元本 | 720万円 |
20年利益 | 1,877万円 |
現実的には、後者(利回り:11.00%)のシュミレーションの方が、より現実に近い利益となることが予想されます。ただ米国株式市場だけの運用ですので、上下のブレは非常に大きくなることが予想されます。
SBI・V・全米株式インデックスファンドを買える証券会社
新NISA口座でSBI・V・全米株式インデックスファンドを取り扱っている証券会社は、下記の「SBI証券」と「松井証券」です。
ネット証券の多くは、投資信託を保有するとポイントが付与などのサービスを行っています。なお、保有する投資信託商品によって付与されるポイントには差があります。
SBI証券と松井証券でSBI・V・全米株式インデックスファンドを保有すると、年率0.022%のポイントが付与されます。
証券会社名 | SBI証券 | 松井証券 |
NISA成長投資枠 | 〇 | 〇 |
NISAつみたて投資枠 | 〇 | 〇 |
最低積立金額 | 100円(1円単位)~ | 100円(1円単位)~ |
ポイント付与率(年率) | 0.022% | 0.022% |
公式サイト |
SBI・V・全米株式インデックスファンドの質問&疑問5選
SBIと楽天のどちらの全米株式インデックス・ファンドがいいですか?
SBIと楽天の全米株式インデックスファンドのどちらが良いかは、利回りに関しては差がなのでコストの点からSBI・V・全米株式インデックスファンドの方が良いです。信託報酬は楽天が0.162%、一方のSBIが0.0938%以内とSBIの方が低コストで運用できます。
SBIのs&P500と全米株式のどちらに投資したほうがいい?
投資家の投資目標とリスク許容度によります。どちらも米国市場での運用ですが、より広範な分散投資を望む場合は全米株式インデックスファンド、大企業中心の安定した成長を期待する場合はS&P500インデックスファンドが適しています。
SBIのS&P500は分配金がありますか?
SBIのS&P500は過去に分配金を出していません。
SBI証券の全米インデックスファンドの手数料はいくらですか?
SBI証券の全米株式インデックスファンド(SBI・V・全米株式インデックスファンド)の手数料は、信託報酬が年間0.0938%(税込)となっています。また、購入時手数料はノーロード(0円)で、信託財産留保額もありません。
SBI・V・全米株式インデックスファンドの利回りはいくらですか?
SBI・V・全米株式インデックスファンドの利回りは、直近6ヶ月が22.92%、直近1年が40.62%となっています。
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