
FOMCのハト派姿勢でドル円が下がる理由
3月20日未明まで行われていたFOMCをきっかけに、ドルが急落しましたね。
ドル円が90pipsの急落、ユーロドルが90pipsの急騰という、最近ではそこそこ大きな動きでした。
多くのニュースサイトで、以下のような解説がされているのを目にした人も多いと思います。
ドル下落、米FOMCのハト派姿勢受け=NY市場
ニューヨーク外為市場では、この日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利が据え置かれたほか、年内の利上げを見送る見通しが示されたことを受け、ドルが主要通貨に対し大幅に下落した。
https://jp.reuters.com/article/ny-forex-idJPKCN1R12QWより引用
こうした記事を読んでも「ちょっと何言ってるのか分からない…」という人もいますよね(笑)
特にまだFXを始めて間もない人は、こうしたファンダメンタル分析には疎い傾向があるのではないでしょうか。
そういう高木も、最初はチンプンカンプンでしたので…
今回はファンダメンタル分析を読み解く基本の「FOMCのハト派」とは何なのか?を解説します。
まずは、各キーワードの意味をおさらいしましょう。
◆FOMC(Federal Open Market Committee)とは
1年に8回開催される連邦公開市場委員会の事で、アメリカの金融政策を決める会合。
アメリカの中央銀行に相当するFRBの7名の理事を筆頭に合計12人で構成され、経済に関する議論が行われます。
FOMCの景況判断や政策金利の動向が注目されています。
◆ハト派とは
穏健派・慎重派を指す言葉で、利上げに対して慎重姿勢なのが特徴です。
反対のタカ派とは、強硬派を指す言葉で、利上げに対して積極的なのが特徴です。
ここまでは特に難しい点もないので、いいですよね。
アメリカの金融政策を決めるFOMCという大事な会合があった
↓
経済の見通しがイケイケGoGo(タカ派)ではなく、「今年は金利の利上げはちょっとパスで…」という慎重姿勢(ハト派)だった
で、ドル円が90pipsの急落。
ちなみに前回のFOMCでもハト派姿勢だったので、ドル円は急落しています。
では何故、FOMCが利上げに慎重なハト派だとドルが売られるのでしょうか。
FXの仕組みを考えると、その疑問が解消できます。
ハト派の通貨が売られる理由
FXでは各国の金利がスワップポイントに影響を及ぼします。
ざっくり解説をすると、超低金利の日本円を持っていても利息は期待できませんが、高金利の国の通貨を持っていたら、日本では考えられない利息が付きます。
そのスワップがFXの特徴でもあります。
スワップによる利益を狙う最たる例が、トルコリラなどの高金利通貨のトレードです。
下記のリンク先に各国の政策金利一覧が掲載されていますが、トルコが断トツで高金利です。
ただし異常なほど高金利の国は、そうしないといけない理由があります。
分かりやすく言うと、金利を高くしないと買ってもらえない通貨です。
「他より金利が高いんだからさ、不安は胸の奥にしまって、とりあえず買って下さいよ〜旦那」という意味ですw
つまり、ハイリスク・ハイリターンな通貨と言えます。
その証拠にトルコリラのスワップ狙いのトレーダー達が大きな損害を出した事例があります。
理想的なのは、国として安定している+高金利な通貨ですよね。
その代表例がアメリカのドル、という訳です。
ちなみに米ドルと並んで取引量が多いユーロの政策金利は0%なので、スワップという観点から旨味はありません。
対して米ドルの政策金利は2019年3月時点で2.50%となっており、その差は歴然です。
「ま、ドルを買っておけば間違いないっしょ。これまでガンガン利上げ姿勢だったからスワップが貰えるし、経済も順調だしさ」という認識で、ドルは買われやすい通貨の代表選手。
しかしFOMCが「今年は利上げ無しで…ゴメンね(._.)」というハト派姿勢だったので、ドルを買う理由が弱くなったのです。※これまでと比較して弱くなっただけです
そこでドルが売られてドル円の90pipsの急落劇が起こりました。
単純に事実関係だけをつなげると、以上ような関係性があります。
まとめると…
FXでは金利が高い通貨が買われやすい傾向がある。
FOMCが利上げに対して慎重姿勢の(予想以上の)ハト派だった。
ドルを買う理由が弱くなり、ドルが売られた。
ただこれだけの事です。
事実はシンプルですが、事前の予想と乖離があった為に大きな値動きとなりました。
織り込み済みでは無かったという事ですね。
その為に、新規の売りやロングの決済による売りの両方が混ざり、急激に値を下げて大量のストップを飲み込んで更に下げた、というのがドル円の急落の背景ではないかなと。
FOMCの姿勢と値動きについて、基本的な関係性がお分かり頂けたかと思います。
今後はFOMCに注目してみてください。
最近では雇用統計よりも大きく動くイベントになっていますので。
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