トレード手法

ジョルノ式シンプルトレード手法とサインツールを使った過去検証

ジョルノ式シンプルトレード手法とサインツールを使った過去検証

2020年トレードで16億円達成し、ツイッターで話題となった「ジョルノ」氏の手法をご紹介します。

ジョルノ氏はゴールドをメインとするトレーダーでツイッターで1万フォロワー達成記念として、自分のトレード手法を公開しました。その後、アカウントは削除され現在では消息不明となっています。

トレード手法はブログやツイッターで拡散され、今でも「ジョルノ式」でトレードしているトレーダーを見かけます。

手法は1時間足や4時間足をメインとするスイングスタイルで、内容はとてもシンプルなことからネット上では「ジョルノ式」や「ジョルノ式シンプルトレード手法」と呼ばれています。

このトレード手法を知った時には既にジョルノ氏のアカウントが削除後だったことからツイッターやブログ、YouTubeから集めた内容となります。これらの媒体では内容に多少のバラつきがみられ、ジョルノ氏が発信した内容の不足や異なる点があるかもしれませんが、そこは理解頂ければと思います。

記事の一番下にこのページで紹介したジョルノ式サインツールの入手方法やロジックを公開したページへのリンクがあります。

トレード手法の内容

この手法はボリバンとオシレーター(CCI)を利用して一時的な反発を狙います。

つまりCCIで買われ過ぎや売られ過ぎを判断し、反発しそうなポイントでの逆張りを仕掛けます。
したがってトレンドが付いた相場では明確なレジサポであっても勢いが強いとノイズで突き抜けることがあるので、レンジ相場が最も適しています。

対応する通貨ペアは特に指定はなく、ジョルノ氏自体がゴールドをメインにトレードしたことからゴールド推奨との記載が多く見られましたが、個人的にはゴールドはFXに比べるとボラティリティが非常に高いので、1時間や4時間足だと厳しい感じを受けました。

トレード準備

主に2つの時間足を使い環境認識として4時間足、トレード足として1時間足、補助として30分足を利用します。チャートに期間の異なる2つのオシレーター(cci)、2つのボリバン、2つの移動平均線(sma、ema)を使います。

・オシレーター

cci・・・期間12(レベル200,-200)
cci・・・期間14(レベル200,-200)

・ボリンジャーバンド

期間20(1σ、2σ、3σ)
期間300(1σ、2σ、3σ)

・移動平均線

200SMA
200EMA

下記の様なチャートになります↓
(*すべての画像はクリックすると拡大します。)

エントリー方法

・4時間足のボリバン(20sma)の角度(レンジ推奨)で環境認識

・1時間足の2つのcciが±200抜け(確定)

・確定後、ひと伸びを想定しつつ、その際に1時間足のcci±200からの反転(確定)を確認

・レジサポ(1h or 4hのボリバン300、200ema or 200sma)タッチでエントリー

ここに注意cciが±200に到達し、さらにレートが少し伸びることを想定していますが、ここでcciの反転を確認せずにレジサポタッチでエントリーしてしまうと、反発せずに突き抜ける可能性が高くなります。

理由はcciの反転はレートの伸びの鈍化を現しており、その兆候がないことは勢いが強く反発せずに突き進む可能性を意味しています。

利確

利確は上位足である4時間足の方向によって伸ばす時もあれば、早めに利確することもあり、1時間足のボリバン(20)を目安としています。

・4hのミドルラインが平行の場合・・・レンジと判断
1hボリバン20ミドルライン(中央ライン)

・4hミドルライン逆方向の場合・・・逆張り
エントリーから近い1hボリバン20±1σ

・4hミドルライン方向の場合・・・順張り
エントリーから遠い1hボリバン20±2σ

ロスカット

エントリーでタッチしたレジサポから20pips離れた場所

もともとボラティリティが高いゴールド、さらにブレが大きい1時間足という条件下で20pipsは結構厳しいです。この狭いロスカット設定がゴールドトレードだと厳しいと言った理由です。

トレードの補足

・1h足&4h足両方でエントリーチャンスが来たときは4h足を基準とする

・1h足のcciが±200を大幅に超える動き
4h足の動きを見て±200を超えそうなときは4h足を基準とする

・1h足&4h足のローソク足両方が急角度の場合(バンドウィーク中)
トレンドの勢いが強いと判断し、エントリーを見送る

某媒体で2~3万円で売れられているこのロジックを無料でプレゼントします!↓

過去チャートを検証

過去2ヶ月のゴールド1時間足チャートで上記の手法に沿ってエントリーした様子です。
(*200SMAと200EMAでのタッチではエントリーしていません。)

即席でサインツールを作ってcciの条件が確定した時に★を出現、★出現中にレジサポタッチした際にエントリーとして矢印サインを表示しています↓

利確は上記の条件ではなく、ロスカットと同じ20pipsとしています。
利確できたトレードは黄色マーク、ロスカットとなったトレードは白色×としています。

期間:2022年1月27日~3月25日
成績:17トレード中6勝11敗。
勝率:35.29%

結果では環境認識の4時間足の方向は加味しておりません。

ちなみにチャート上の紫色ラインは4時間足の方向を判断するための4時間足ボリバン20のミドルラインで上昇中の下降矢印サインの多くはロスカットとなっています。紫色の垂直ラインはウクライナ侵攻が始まった日でその前から徐々にボラティリティが高くなっています。

その後、水平ぽくなっていますが、ボラティリティが高い状況が続いたことからボリバン300の各ラインの間隔が拡大し、cciの条件が揃ってもエントリーチャンスが減っています。

さらに過去に戻った結果です↓

 

勝率は多少改善しましたが、トレード回数は同等です。

期間:2021年12月31日~2022年1月28日
成績:17トレード中7勝10敗。
勝率:41.18%

やはり4時間足のボリバン20が水平になった状況だと勝率も上がります↓

まとめ

ジョルノ式はシンプルなだけに直ぐに実行できます。

しかし、高勝率を出すには上記ルール以外にもエントリーするタイミングや利確など言葉では説明しきれない相場観などの裁量が関係してくるのだと思います。

今回はゴールドの1時間足で検証してみましたが、ロスカットが20pipsと狭いことから時間足を短くするか、他の通貨ペアの方が勝率が上がる可能性があると思います。

もう少し他の時間足や通貨ペアを変えて見極めたいと思います。

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