ハーモニックパターン

ハーモニックパターンの種類とトレード方法

ハーモニックパターンの種類・トレード方法と検出&予想インジケーター

ハーモニックパターンの種類とトレード方法、検出および予想するインジケーターについてご紹介します。

ハーモニックパターンを意識すると今まで見えなかったポイントで反転したり、それまで伸びれいたポイントで失速することが分かるようになってきます。

それらを利用してエントリーしたり、逆に利確することでトレード回数や勝率が増えたり、予想外の損失を防止できるようになりますので、ぜひマスターしておきましょう!

FXでのハーモニックパターンとは?

ハーモニックパターンは今世界中のトレーダーが意識している、チャートパターンの一つで、価格変動の中で特定の幾何学的形状を形成する一連のポイントを識別するテクニカル分析の手法です。

これらのパターンは、フィボナッチ数列や黄金比を基にした比率を利用して、将来の市場動向を予測するために使われます。ハーモニックパターンは特定の条件を満たす必要があり、これらの条件は特定の点が特定のフィボナッチ比率に従って構成される必要があります。

ハーモニックパターンの主な特徴

ハーモニックパターンには下記の6つの主な特徴があります。

  1. フィボナッチ比率の使用
  2. 幾何学的形状
  3. 市場の転換点の予測
  4. リスクとリワードの管理
  5. 複数のマーケットでの応用性
  6. 高度なスキルが必要

1.フィボナッチ比率の使用

ハーモニックパターンの最も重要な特徴は、フィボナッチ比率(0.618、0.786、1.27、1.618など)を使用して各ポイント間の比率を測定することです。これらの比率は、市場の潜在的な反転エリアを特定するのに役立ちます。

2.幾何学的形状

ハーモニックパターンは特定の幾何学的形状を形成します。これには「XABCD」という5点の動きがあり、これらの点が特定のフィボナッチ比率に従って配置されます。

3.市場の転換点の予測

これらのパターンは、市場が転換する可能性のあるポイントを示すことが多く、特にポイントDの近くでのトレード決断に重要な役割を果たします。

4.リスクとリワードの管理

ハーモニックパターンは、エントリーとエグジットのポイントを明確に示すためリスクを制限し、リワードを最大化するための効果的な方法です。

5.複数のマーケットでの応用性

これらのハーモニックパターンは株式、商品、外国為替市場など、多様な金融市場で見ることができ、多くの異なる時間枠で有効です。

6.高度なスキルが必要

ハーモニックパターンの識別と解釈には高度なスキルと経験が必要です。これらのパターンを見つけて解釈するには練習が必要で、自動化されたトレーディングソフトウェアも存在しますが、最終的な判断はトレーダーの洞察に依存します。

ハーモニックパターンの種類

ハーモニックパターンは細かいパターンまで含めると多くのチャートパターンがありますが、有名なのが以下の4種類です。

実際に私が使用しているのも以下の4種類になります。(今回はWの形ですが、反対の形もあります。)

ハーモニックパターンは、XからAにひいたフィボナッチリトレースメントの数字が基本になっています。

バタフライ

バット

ガートレー

クラブ

注意点Cに関しては、Aから戻した値までフィボナッチリトレースメントをひきなおして、38.2~88.6の間にあるというルールがあるのですが、Aより下にいかなければ基本的に大丈夫です。

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ハーモニックパターンを使ったトレード方法

では、実際にハーモニックパターンを使ったトレード方法について書いていきます。

■まずはハーモニックパターンのYを使った逆張り手法です。

これはわかりやすいので、使っているトレーダーも多いです。

例として、バットの場合だと、


Yの位置からショートでエントリーします。

ポイントとしては、バット、ガートレー、クラブのように、しっかりとYの位置が決まっているハーモニックパターンでエントリーすることです。

注意点バタフライはYの位置が固定ではないので、161.8からのエントリーでないと、あっという間にロスカットされる時があります。

また全部のハーモニックパターンでいえることですが、Yの位置に指値をいれてエントリーをするのではなく、Yにあたった時のロウソク足の形などを見てからエントリーした方がさらに勝率があがります。

 

■次にハーモニックパターンのYを目指していく手法です。

例として、バットの場合だと、


Cが形成されて、38.2を超えてきたところでロングでエントリーします。この場合利確ラインはYの少し下あたりに設定しておくのがおすすめです。

このYを目指す手法の場合、AとCの間を数字の部分を越えてからのエントリーになります。

バットやクラブ、バタフライなど、Yまである程度PIPSがあるハーモニックパターンがおすすめです。

注意点ハーモニックパターンのガートレーだと時間足やボラリティにもよりますが、利益が少なくなる場合が多いです。

 

このハーモニックパターンのYを目指していく手法は別の見方をすると、ダブルボトム(逆の形の場合はダブルトップ)からのネックライン越えからのエントリーになります。

二つの根拠があるので、より勝率の高い手法になります。

最後に最近のトレードで使った場面を例としてご紹介します。

EURUSDの1時間足です。

ハーモニックパターンのガートレーにならないかなと思いながら見ていました。61.8を抜いてきました。

エントリーは15分足でタイミングを計りました。

EURUSDの15分足です。

矢印のロウソク足で61.8を実体で抜いたのを確認してエントリーです。

ハーモニックパターンで考えると78.6までなので、15PIPSくらいと少ないですが、かなり勝率の高いパターンです。

実際のトレードでは、ハーモニックパターンは出現する頻度もわりと多いですが、5分足以下だと確実性が減るので、15分足以上で使うのをおすすめします。

一番おすすめするハーモニックパターン検出インジケーター

ハーモニックパターン検出のインジケータでおすすめなものを紹介します。

ハーモニックをFXで使う時に、インジケーターが自動で検出してくれると便利ですよね。

自分もそう思ってかなり探しましたが、なかなか納得できるものを見つけれていませんでした。。

そんななか、ようやくこれは良いと思ったインジケーターが、

ココスタの「高精度ハーモニック自動検知ツール・クラシック版」です。

高精度ハーモニック自動検知ツール・クラシック版

これは、元々ハーモニックパターンで勝ち続けているFXのプロトレーダーが、自分で使うために開発されたインジケーターなんです。

この記事で解説した、バタフライ、バット、ガートレー、クラブはもちろん、他に3種類検出してくれますし精度も高いです。(上位版になると17種類も検出してくれるみたいです。)

ポイントその時の相場に合わせて、微調整したものを毎月新しく配布してくれるので安心して使えます。

有料ですが、すぐに元が取れるインジケーターの一つです。
一度チェックしてみてください。

高精度ハーモニック自動検知ツールの公式サイトはこちら

また、「高精度ハーモニック自動検知ツール・クラシック版」を使ったトレード手法についてはこちらの記事に詳しく書いてあります。

この手法は、FXフレンズの購入特典になるかもしれないので、記事が公開されているうちに、早めにチェックすることをおすすめします。

ハーモニックパターンを予測するインジケーター

それで、ココスタのハーモニックも事前にハーモニックパターンが検出される前にお知らせできるようになったようです。
しかし、私はクラシック版を使用しているので事前には通知されませんそういう事で、以前からこっそり使っているハーモニックパターンを検知よりも前に予想することできるインジケーターを紹介します。
※SRのラインは別のインジケーターを入れています。

下記はハーモニックパターンが出来なかった例ですね。
ハーモニックパターンが出来なかった例

逆に下記はこれから準備しておけるパターンです。
日足ですので、17営業日程度先になりますね。

ユーロドル日足

下記はドルカナダです。
水平線をハーモニックパターン成立時の価格で入れています。

多少のずれがありますがなかなか反発が期待できそうな位置ですね。
おおよそ60時間後に到達すると考えられますので、現在が8月25日ですので8月28日に狙えるかどうかじっくり戦略を立てれます。

ドルカナダ4時間足
ドルカナダ4時間足

ドルカナダ1時間足
ドルカナダ1時間足

下記は、ドル円の1時間足です

ドル円1時間足
現在ココスタのハーモニックでバット35が検出されています。

ここが事前にハーモニックパターンが出ると予想出来たら、慌ててエントリーしなくてもじっくりと戦略を練る事が出来ます。

ただ、検出パターンはインジケーターによって違いがありますので難しい場面でもあります。別のハーモニックインジケーターでのドル円1時間足の画像は下記で違いがあります。

ドル円1時間足の別チャート

逆に関係ないのですがウルフウェーブでは買いサインが出ていたりします。

ドル円ウルフウェーブ

ここで買いを入れていく戦略は組んでいなかった為にエントリーはしませんが、FXにおいては戦略を立てていく事は大事となります。

その意味でも、ハーモニックパターン予測インジケーターはなかなか使えると感じます。

  • 今は何回下げているか?(エリオットやグランビル的に)
  • 水平線は引ける位置なのか?
  • オーダーはどうなっているのか?
  • 数字を主にした方向性はどうなのか?
  • フィボナッチリトレースやフィボナットエキスパンションとの関係性は?
  • そこに達した時のローソク足形状は?
  • 通貨などの相関指数はどうなのか?

などなど、色々な事を考え上なのか下なのか横横なのかなど考える事は本当に重要です。インジケーターの便利性もそうですが、こういった考える事をなくしてはダメだと思います。

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