FXインジケーター

1つのチャート上に2通貨を同時に表示するMT4インジケーター

1つのチャート上に2通貨を同時に表示するMT4インジケーター

1つのチャート上に2通貨を同時に表示するMT4インジケーターのご紹介です。

tradingviewだと当たり前の機能ですが、MT4では複数チャートを同時に表示できても1つのチャートには1通貨ペアしか表示できない仕様となっています。しかし「OverLayChart」というインジケーターを使うことで同時に2通貨ペアを表示することが可能です。

一見必要のないインジケーターかと思いますが、実は持っていると意外と役立つことがあります。
どういうことかというと通貨ペアの相関が分かりやすくなります。

OverLayChartをチャートにインストールしたものが下記になります↓
OverLayChart

OverLayChartの使い方

OverLayChartの使い方は通常のインジケーターと同じでデータホルダー内にある「MQL4」⇒「Indicators」内に「OverLayChart」を入れます。

次に同時表示したい通貨ペアのチャートを表示させ「OverLayChart」をインストールします。
たとえばドル円とユーロ円を同時に表示させようと思えば、どちらかのチャートを表示し、そこに「OverLayChart」をインストールします。

ただOverLayChartはデフォルト設定では、ドル円を表示させるようになっていますので、その他の通貨ペアのチャートを表示させてそこにOverLayChartをインストールした方が便利です。
先ほどの例だとユーロ円のチャートにOverLayChartをインストールするとドル円とユーロ円が表示されるようになります。

表示させたい通貨ペアを変更するには「OverLayChart」のパラメーター設定から変更します。
OverLayChartのパラメーター設定

ここに注意注意する点は通貨ペアを間違いがないように正確に記入することです。
たとえばユーロドルであればMT4で表示されているどおり「EURUSD」と同一でなければなりません。小文字で「eurusd」と記入しても表示されませんので注意してください。とくに低スプレッド口座などでは通貨ペア名のあとに「fx」や「x」など表示されているものは、そのまま付け加える必要があります。

 

チャートの色も片方のチャートと重なると分かりずらくなりますので、先ほどのパラメーター設定から分かりやすい色に変更してください↓
ローソク足色変更

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トレードでの応用

OverLayChartで単に2通貨同じチャートに表示させただけなら意味はありません。
これをどうやってトレードに活かすかが重要です。

FXでは比較的連動して動く通貨ペアがあり、欧州時間ではユーロドルとポンドドルが同じような動きになったり、ユーロドルとドル円が反対に動いたり、通貨以外でも金とドル円との動きなど関連性があります。これがいつもと異なる動きをしている場合、テクニカル通りに動きづらい相場あるいは特定の通貨に影響されていると認識することができます。

通貨の影響力が判断しやすいユーロ円とドル円を同時に表示させドル円もユーロ円も同じように上昇しているのであれば、ドル円の影響が強く受けていると判断できます。同時に別のチャートでポンド円とドル円を表示しポンド円も同じように上昇しているのであれば、はやりドル円の上昇にユーロもポンドも引っ張られていると判断することができます。

下記はユーロ円とドル円が反対方向に動いています。
つまり、この場合ユーロドルにユーロ円が影響を受けていると判断できます↓
ユーロ円とドル円同時表示

>>OverLayChartのDLへ

1つのチャート上に2通貨を同時表示まとめ

OverLayChartを使うことでMT4をtradingviewのように使うことができ他の通貨ペアとの関連性が判断しやすくなります。

下記ページでは6通貨ペアまとめて1つのチャートに表示するMT4インジケーターの紹介です↓

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