BB Support Upは複数時間足のボリンジャーバンドを表示することができるインジケーターです。

マルチタイム移動平均線だとカクカクした表示になりますが、BB Support Upも同じようになります。

BB Support Upの準備

さっそく5分足チャートに入れたのが下記になります↓

たくさん線があって分かりずらいと思いますが、慣れるとチャートの時間足を切り替えるよりも便利に利用することができます。まず上記画像で解説すると・・・現在足である5分足は白色、15分足は黄色、30分足は青色、1時間足はディープピンク（デフォルトでは黒設定）で表示されています。

パラメーター設定はデフォルトでは下記のように期間は20、偏差は2となっていますが、偏差は小数点以下が設定できない残念な仕様となっています↓

BB Support Upの活用方法

上位足でのボリンジャーバンドは、時にレジスタンスやサポートとして機能することがあります。

たとえば、5分足でトレンドが発生しても上位足である1時間足のボリンジャーバンドがフラットな状態であれば、高い確率で±2σにタッチした段階でレートが反転することがあります。

下記チャートでは5分足でバンドウォークし、15分足および30分足でもスクイーズからエックスパンションとなりトレンドが発生していますが、その上の1時間足のボリンジャーバンドは平行となっていて一時的にマイナス2σを下抜けていますが、見事に跳ね返されています。

もちろん上位足のボリバンがあるからといって必ず反発があるわけではありませんが、そのほかの平行線やピボットなどと重なれば、さらに意識されることとなります。

このようにチャートの時間足を変えることなく、水平線やサポレジ以外の節目となる位置を事前に把握することで決済の判断に役立ちます。

BB Support Upをもう一つ追加し、パラメーター設定で下記のように変更することで3σも表示させることができます↓

BB Support Upを使ったブレイクアウト手法

トレンドが発生する条件としては多くの場合、ボリバンのエックスパンションの前にしっかりとスクイーズしています。むしろ十分なスクイーズがなくエックスパンションした場合、その後のレートの伸びは小さくなる傾向があります。

これらの特徴はボリンジャーバンドによるブレイクアウト手法として使われることがあり、さらにボリバンのエクスパンションを通常よりも察知しやすくするため期間を10に設定する分かりやすくなります。

期間20のBB Support Up

期間10のBB Support Up

デフォルト設定の期間10では、1時間足ボリバン（ディープピンク色）のスクイーズは確認できませんでしたが、期間を10にすることで1時間足でもスクイーズからエクスパンションしていることが確認できます。その他の5分から30分のボリバンは既にスクイーズしており、あとは1時間足のボリバンがエクスパンションすれば、ある程度のトレンドが発生することが予測されます。

注意点としてはブレイクアウト後のボリバンの横断さえ気を付けるだけです。

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BB Support Upのまとめ

BB Support Upは時間足を切り替えることなく、現在足で上位足の複数のボリンジャーバンドを確認することができる便利なインジケーターです。

偏差設定で小数点以下の変更ができませんが、期間を変更することで利確やブレイクアウトなどに利用することができます。

毛利

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