FXでは高勝率を謳う手法やサインツール、インジケーターが目立ちます。

当サイトで提供している「F15-easy」もその一つです。
高勝率手法はリスクリワードが悪く、高勝率をキープしないと資金が減ってしまいます。

よって「勝率よりはリスクリーワードが良いトレードをしましょう！」なんて推奨されています。

いわゆる損小利大ですね。

「リスクリーワードは、最低1：1じゃないとダメだ！できれば、1：2以上が望ましい」

そのような状況でリスクリワード比率が良いチャンスは、いくつあるでしょうか？

さらにリスクリワード比率を高めようとするとエントリーが遅れるほど悪化しますので、早めにエントリーすることになりますが、そうなると勝率が落ちてしまいます。

つまり勝率とリスクリワード比率は逆相関関係です。

ただ結論からいうと長期間プラスで推移しているトレーダーの多くは、リスクリワード比率が悪いというデータがあり、詳細は後述しています。

勝率とリスクリワードの特徴

勝率とリスクリワードには下記の様な特徴があります。

さあ、どちらを優先しますか？

どちらも正解ではなく、間違ってもいません。

裁量トレードで大切なもの

裁量トレードをする以上、必要なものがあります。

それは自信です。

自信がないからEAや聖杯探し

私もですが、EAを運用した経験がある方も多いと思います。
相場がEAと合っていれば、放置して大きな利益を得られます。

しかし、相場が合わなくなると連敗し
それまでの利益の多くを吐き出してしまうことは珍しいことではありません。

それでもEAを信頼し稼働を継続することができますか？

「このまま使い続けたら利益が吹っ飛び資金が減るかも？」

恐らく多くの方が、途中でEAを停止してしまうと思います。
そして成績が良いEAを探し、ネットサーフィンへと旅立ちます。

同じように裁量トレードでも言えます。

「2、3回連敗すると次もロスカットになるかも？」
「ひょっとすると方向が逆なんじゃないか？」
「この手法自分には合わないかもしれない・・・」

など、聖杯探しへと旅立ちます。

自信が成功の秘訣

このような行動は自信がないからです。

いくらリスクリワードを優先しても自信がないと利益を引っ張っていくこともできません。

もしかして「伸びないかも？」

そんな不安がチキン利確となりリスクリワードを優先したハズが
気が付けば低勝率＆「1：1」以下でトータルで資金を減らします。

「初心者にとっては高い勝率をキープすることは難しい」

しかし、逆を言えば「初心者は利益を伸ばすことも難しい」

結局のところ、初心者にとっては”どちらも難しい”のです。
そして「自信」は成功体験を持って得られます。

1回に大きく利益を得た成功体験でも複数の小さいな損失によって、多くの人は得た自信を簡単に失っていく傾向にあります。

勝ちトレーダーの傾向

これまで内容を纏めると「勝率を伸ばすか、利益を伸ばすか」
最低でもどちらか片方を伸ばすことができなければ資金は増えません。

それでは「勝ち組トレーダー」は、どのようなリスクリワード比率なのか気になるところです。

そこで下記に面白いデータがあります↓

データ引用先サイト↓

OANDA FX/CFD Lab-education（オアンダ ラボ）

 

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先月の上位、下位200口座のトレード分析【2022年4月11日】

https://www.oanda.jp/lab-education/oanda_lab/oanda_rab/tradingdata/

OANDAの前月のお客様の取引データを元に、利益を出している口座と損失を出している口座の取引の特徴を分析しています。上位200人、下位200人、6カ月連続でプラスの収益を出しているトレーダーの取引の勝率、リスクリワード比率などをグラフで確認することができます。

注目は長期間利益を上げてるトレーダーの傾向です。
グラフでは黄緑色の点が6か月以上プラスを継続しているトレーダーです。

黄緑色の点が集中しているエリアを黄色円で囲っています。

グラフでは長期間プラスを継続しているトレーダーの多くは、リスクリワードは「1：1」を下回っている傾向にあります。

リスクリワード比率が高いトレードが最終的に利益を伸ばすことができるのであれば、下記の様な位置に黄緑色の点が集中しても不思議ではないかと思いますが、実際はリスクリワードが悪くても勝率を優先したトレーダーの方が、毎月安定した利益を得ている結果になっています。

まとめ

損小利大は理想ですが、海外のファンドやブログでは聞いたことがありません。
日本独自の考え方と捉えた方が良いでしょう。

そんなオイシイ話があれば、誰もが飛びつき成功しています。
この世界ではリスクが大きいほどメリットも大きいのです。

FXで長期間プラスのトレーダーの多くが、損小利大どころか損大利小というデータが示す現実を受け入れることも大切です。

毛利

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