FXでの基本的な注文方法
今回はFXでの基本的な注文方法を分かりやすく解説します。
以前にも他のメンバーが分かりやすく注文方法を書いていますがMT4に特化した内容でした。ここ最近になって国内の証券会社を使い始めた毛利にとっては、これは説明する必要があるなっと思いました。
これから説明する注文方法は国内証券の取引ツールだと頻繁に出てくる注文方法です。
毛利も正直、最初は戸惑いました!株式取引に比べると多彩な注文方法があります。
そこにはFXが24時間の取引であることが影響しています。
ここでは国内の証券会社をメイン使っている方に分かりやすく解説します。
指値注文
指値注文とは希望するレートで注文することです。
自分が売りたいレートや買いたいレートを予め設定して注文をだします。
買いの指値を出す場合には、現在レートよりも低いレートで注文を出し売りの場合は逆です。証券会社によっては現行レートよりも〇〇pips以上離れていないと指定するレートに指値注文を出すことができないところもあります。
この〇〇pipsも証券会社によってマチマチです。
たとえば本日の21時までとか、時間や日にちを指定できます。その時間や期間内であれば注文が有効となりますが、それを過ぎれば注文は無効となり、その期間内に指定レートに届かなければ売買は不成立となります。
指値注文はパソコンの前からちょっと離れる時や就寝前に使うと便利です。
指値注文はエントリーだけでなく決済にも同じように使えます。
成行注文
成行注文は今すぐに取引したい時などに使います。
相場の急変や持っているポジションを素早く決済したい時などに有効です。
そのかわり指値注文のようにレートは指定できません!
表示されているレートから離れた不利なレートで約定することも珍しいことではありません。
証券会社や時間帯によっては稀に成行注文が通らないこともあります。
FXでは相対取引なので自分が注文した逆の注文がないと取引は成立しません。
このため閑散な相場状況だと成行注文が約定しにくくなります。
逆指値注文
逆指値注文は指値注文の逆の注文方法です。
指値注文では現在レートよりも安くなったら〇〇円で買う、現在レートよりも高くなったら〇〇円で売るといった注文を出します。ところが逆指値注文の場合は高くなったら買い、安くなったら売る注文方法です。
エントリー注文というよりはストップロス注文に多く使います。
IFD注文
これから説明する注文方法は自動売買注文とも呼ばれます。
その理由は、あらかじめ相場の流れを想定しているからだと思います。
ただし自動売買注文といっても指値や逆指値を組合わせただけの注文です。
IFD注文はエントリーと決済が同時に出せる注文方法です。
エントリー注文は上記でいう指値注文です。
その指値注文が約定したら予め指定した決済注文が自動的にセットされます。
最初のエントリー注文が成立(約定)しなければ、次の決済注文は執行されません!
そして決済注文は利確だけではなく、ストップロスにも使えます。つまりパソコンの前から離れなくなった時に損失を限定したり、確実に利確したい時に使う便利な注文方法です。
OCO注文
OCO注文は一度に2つの注文を同時に出すことができます。
一方の注文が成立(約定)したら、もう一方の注文が無効になります。
特にポジションを持っている時パソコンの前から離れる必要があるときに重宝します。
例えば現在含み益が乗ってるけど、まだ利益が伸びる余地がある。
しかし、建値を割り損失になる可能性も当然あります。
そんなとき伸びる可能性があるレートに指値を入れつつ、もう一方の注文は逆指値注文で建値に置く、もしくは一定の利益が乗るレートに同時に入れることで現行レートがどちらに動いても利益を確保することができます。
このように利確確保には便利な注文方法です。
IFO注文
IFO注文は上記のIFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。
このIFO注文は水平線でのトレードでも有効です。
たとえばロングであればサポートライン前にエントリーし、サポートラインを少し割ったところにストップロスを設定しておき、サポートラインよりも数pips上に利確レートをIFO注文により設定しておくことで、ホッタラカシ状態でトレードすることができます。
ただし、この手法はサポートラインが強力であることが前提ですが、ある程度大きな時間足でのサポートラインだと、このような注文方法により利益を得ることが可能です。
あとはストップと利確位置の幅が重要となります。
FXでの基本的な注文方法まとめ
MT4だとあまり意識することはないと思いますが、国内の証券会社の取引ツールを使っていると普通に表示されています。なので、国内証券を日ごろから使っている方は、この機会にぜひ注文方法の意味と使い方をマスターしておいてくださいね!
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