サイクル2取引とiサイクル2取引の違いと共通点
外為オンラインの自動売買には「サイクル2取引」と「iサイクル2取引」の2種類があります。
どちらも細かく利益を積み重ねる人気のリピート系のシストレで、パソコン電源がオフでも24時間トレードをしてくれます。
機械的にトレードするので、負けを取り返そうと無謀なトレードに挑戦する事もありません。
・裁量トレードで勝てずに自信が持てない
・仕事や家事が忙しくてゆっくりトレードする時間が取れない
こうした方から人気の自動売買ですが、外為オンラインの2種類はどこが違うのか?
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サイクル2取引とiサイクル2取引の共通点
サイクル2取引とiサイクル2取引の『違いと共通点』について解説します。
違いを理解しやすくする為、まずは共通点について。
・想定変動幅(取引レンジ)や注文間隔の値幅などは自動計算が可能(手動変更も可能)
基本的には、想定変動幅(取引レンジ)の中で決められた値幅で売買を行うシステムです。
かんたんなイメージ図が以下のイラストです。
100円で買って110円で利確するより、5円幅の細かいトレードの方が大きな利益となっています。
そこで、「変動幅をどうやって決めよう?」「変動幅を超えたらどうする?」という細かな設定の違いが、サイクル2取引とiサイクル2取引の違いとなります。
iサイクル2取引=サイクル2取引をバージョンアップさせた高機能版、と覚えておけば以下から解説する違いが理解しやすくなります。
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サイクル2取引とiサイクル2取引の違い
サイクル2取引とiサイクル2取引の違いで特徴的なのは、以下のような点です。
・想定変動幅(取引レンジ)を超えた場合の取引
・売買方向を自動で判別する機能の有無
・注文発注時の損切り設定
・売買条件の選び方
それでは、順番に何が違うのかを具体的に解説していきます。
想定変動幅(取引レンジ)を超えた場合の取引
これはサイクル2取引とiサイクル2取引の大きな違いです。
サイクル2取引は、想定した変動幅内でのみトレードを行いますが、iサイクル2取引では価格の動きに合わせて想定変動幅が追従していきます。
一見すると、相場に想定変動幅が追従していく「iサイクル2取引」に大きなメリットがあるように思えますが、万能ではありません。
買い方向で動かしていた場合、想定した方向と逆行して下落すると損切りをしながら新規の買注文を出していきます。(上記iサイクル2取引の画像とは反対方向に相場が進んだ場合です)
ただし、反対に売買方向に相場が伸びた場合には、利確をしながら想定変動幅が追従してくれるので大きなメリットとなります。
このように、iサイクル2取引の想定変動幅の追従機能はメリットばかりではなく、デメリットもあることを理解しておく必要があります。
・iサイクル2取引
想定変動幅の追従があるため、損切り多発による損失を拡大させるリスクがあるけど、想定以上に利益が膨らむチャンスもある。
・サイクル2取引
想定変動幅の追従が無いため、意図せぬ損切りによる損失拡大リスクは無いけど、想定以上に利益が膨らむチャンスも無い。
売買方向を自動で判別する機能の有無
サイクル2取引の場合は、買い方向か売り方向の2種類の売買しかできません。
しかしiサイクル2取引にはトレンド判別機能が加わり、トレンドに合わせて買い又は売りを自動で切り替えてくれます。
トレンド判断は、MACDと移動平均線のどちらのテクニカル指標を用いるかを選択します。
MACD:1時間足・12時間足・日足・週足・月足
移動平均線:4時間足・12時間足・日足・週足・月足
一見すると、これもメリットしかないように思えますが、デメリットもあります。
トレンドが切り替わる際に、それまで保有しているポジションを全決済されてしまう仕様なので、含み損があっても一気に決済されます。
トレンドが出にくいレンジ相場の場合やトレンド判断を短い足にしている場合は、頻繁に含み損が決済されるリスクがある点に注意が必要です。
注文発注時の損切り設定
新規注文時に、サイクル2取引の方には損切り設定が無いので、想定変動幅を超えてもロスカットされません。
含み損になったとしても、ある程度の期間で戻ってくる確率が高い通貨ペアであれば、勝手に損切りされないのは(資金管理は必要ですが)メリットになり得ます。
しかし相場に絶対はありません。
含み損がどんどん拡大して、最終的に口座の証拠金維持率を圧迫して強制ロスカットに遭うリスクもあります。
想定変動幅を超えた際に、損切り設定のある「iサイクル2取引」の方が安全性が高いと言う捉え方もできます。
定期的に想定した方向と相場が逆行していないか?を確認して対処できるのであれば、この損切り設定の有無に重点を置いて選ぶ必要はありません。
売買条件の選び方
各種売買条件を選ぶ際に、基本となるのは「ボラティリティ方式」です。
買いか売りかを選ぶ → 変動幅を選ぶ → 運用資金を入力、という3ステップなので、設定自体は難しくありません。
このボラティリティ方式は、サイクル2取引とiサイクル2取引の両方で選択できます。
一方、iサイクル2取引でしか選択できない売買条件が「ランキング方式とマトリクス方式」です。
下記がランキング方式です。
損益の大きい順に表示されるので、初心者の方でも選ぶ基準になりやすいのが特徴です。
そして下記がマトリクス方式です。
注文可能額の範囲内で想定変動幅とポジション間隔が表示され、リスクの高さが視覚的に分かりやすく表示されます。
※ランキング方式でもマトリクス方式でも、最終的に各種設定値は自分で微調整ができるので、選んだ条件のまま売買が直ぐに始まる訳ではありません。
ボラティリティ方式だけでは分からなかった期間別の損益やリスクの度合いなどを、視覚的に分かりやすくしたのがランキング方式とマトリクス方式です。
リピート系自動売買に不慣れな方は、この便利な機能から触ってみると理解度が深まります。
サイクル2取引とiサイクル2取引の違いのまとめ
サイクル2取引とiサイクル2取引の違いは多々ありますが、根本の仕組み自体は共通しており、「◯◯の方が圧倒的に優れているのでお勧め!」という事は正直ありません。
ただし初心者の方が使いやすいのは、様々な機能が追加されたiサイクル2取引の方です。
・損切り設定があるので、予想外の含み損の処理に困るという事がありません
しかし既述のように、想定した売買方向と逆行した場合には損切りをしながら新規注文を入れていくので、その点には注意が必要です。
完全に放置するのではなく、1日1回は意図せぬ方向に動いていないかチャートをチェックすることをお勧めします。
想定した値動きの範囲内であれば、自動売買が細かく利益を積み重ねてくれます。
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