FXで言われるアノマリーとは?
金融市場には昔から様々なアノマリーがあります。
そもそもアノマリーとは「理由が明確でない法則性」ということですが、最近では相場で繰り返し起こることをアノマリーと呼ぶようになってきました。
有名なところでは、ロンドンフィクス(ロンドンフィキシング)やゴトー日などがあります。
また季節ごとにも様々なアノマリーが存在しますが、これだけでトレードしても精度が悪く、むしろテクニカルと一致した時の一つの根拠として使うことの方がオススメです。
今回は今まで言われてきたアノマリーの一部をご紹介します。
ロンドンフィクス(ロンドンフィキシング)
ロンドンフィクスまたは、ロンドンフィキシングとも言われます。
日本の仲値と同じ扱いで、ロンドン市場が終了する日本時間24時(冬時間25時)にその日の取引価格が決定されます。このロンドンフィックスに近づくにつれて取引量が上がり、値動きも激しくなります。
月末や月初にこれらの傾向が強くなります。
とくにロンドンフィックス15分前からこの動きが顕著になり、ロンドンフィックスを境にそれまでの方向が逆転することもあります。
スキャルピングトレーダーなどは、この時間に集中してトレードされる方も多いようですが、デイトレーダーはこの時間帯でのトレードは避けロンドンフィックスを過ぎた後からのトレードがオススメです。
ゴトー日
ゴトー日とは毎月5日や10日などの5の倍数の日にドルの需要が高まる傾向があります。
大手企業などは実需でゴトー日にドルを調達することが多く、その影響からドル円が上がりやすく、ゴトー日でのドル円ショートはテクニカル通りに動かないこともあります。
詳しくは下記ページをご覧ください↓
月ごとのアノマリー
◆1月
1年の始まりで1月の高値や安値が、その年の高値や安値として意識されることが多い傾向にあり、年始は特に商いが薄いためフラッシュ・クラッシュのような急変動が起こる可能性もあります。
2019年1月2日に起きたドル円のアップルクラッシュが記憶に新しいところです。
アップルが売上見通しを引き下げことを口実にした薄商いを狙ったファンドの仕掛けとも言われています。ちなみに2020年と2021年は警戒はしていましたが、何事も起こりませんでした。
◆2月・3月
2月は米国債が償還を迎えることからドルから円に戻す動きが起き円高になりやすいと言われています。
3月は日本企業の多くが決算を迎えることもあり、納税のため海外の資金を日本に戻す動きが多くなり、2月同様に円を買うことから円高になりやすくなります。
ちなみに2019年2月~3月まではドル円は下げることなく上げています。
必ず円高になるというわけではないので参考にする程度がいいですね↓
◆4月・5月
新年度となる4月は新ビジネスのために外貨流入しやすく、ドル高になりやすい傾向があります。
ゴールデンウィークの影響で海外旅行者の増加により円安傾向にもなりやすいのも特徴です。
5月は「セイインメイ」という株式での格言があり「6月~9月の株価は軟調になりやすい」といわれ、その影響から5月はドル安になりやすい傾向があります。
2019年の日経225のチャートをみると確かに6月~9月までは調整局面だったことが分かります↓
◆6月・7月・8月
6月は先物やオプションのSQにあたるため相場に大きな動きが起こりやすい傾向にあります。
そして7月、8月は大口トレーダーがサマーバケーションに入るため世界的に相場が動きにくい傾向にあります。大口トレーダーが不在のため1月同様にフラッシュ・クラッシュのような動きになりやすく、トレンドというよりもストップ狩りのような突発的な動きが起こりやすくなります。
直近では2019年8月の相場がテクニカルでは説明ができないような突発的な動きが頻発しました。
9月以上は随時追記します。
アノマリーのまとめ
今回はアノマリーについての一部を紹介しましたが、これ以外にも細かいことが沢山あります。
ただし、アノマリーだけにターゲットを絞ったトレードは精度を欠くために推奨はしませんが、ある程度の傾向を知ってトレードすることは大切です。
とくに冒頭のロンドンフィックスやゴトー日は頻繁にあることから意識してトレードするといいでしょう!
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