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メキシコペソがスワップ狙いに最もお勧めな理由

メキシコペソがスワップ狙いに最もお勧めな理由

メキシコペソは8.0%という高い政策金利のため、スワップ狙いのトレーダーにお勧めです。
(8月16日に8.25%から5年ぶりの利下げを行いましたが、依然として高い金利を維持しています)

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メキシコペソ円をレバレッジ1倍(予算約11万円)で2万通貨買って、1年間保有すると利回りは約8%になります。金利が高いネット銀行の定期預金でも0.2%前後なので、いかに高利回りか分かりますよね。

トルコリラ円が高いスワップで最も人気がありますが、多くのトレーダーが撤退を余儀なくされる暴落が繰り返されている点は見逃せません。

高金利通貨はいずれも新興国なので、ドル・円・ユーロなど主要通貨と比較すると暴落リスクが高い点は忘れてはいけません。

しかしメキシコペソは、他の高金利通貨とは異なる特徴があります。

トルコリラや南アフリカランドに比べて暴落リスクが低く、その割に政策金利が高いというリスク・リターンのバランスに優れている点です。

メキシコペソ円はリスク・リターンのバランスが良い

スワップ狙いで高金利通貨を保有するなら、個人的にはメキシコペソ円が最もお勧めです。

その理由とお勧めの投資方法を解説します。

メキシコペソがお勧めな理由:格付け

メキシコ・南アフリカ・トルコといった日本人トレーダーに人気な高金利の国の格付けを紹介します。

世界的にも有名な大手格付け会社による、国債の格付けは以下の通りです。
赤文字になっている部分は、格付け会社によって「投資不適格級」という判断をされています。

格付けが通貨の信頼性とイコールではありませんが、高い相関性があるのは確かです。

メキシコ南アフリカトルコ
S&PBBB+BBB+
フィッチBBBBB+BB-
ムーディーズA3Baa3B1

高金利通貨として人気の3ヶ国の格付けを見ると、唯一メキシコだけが投資適格級となっており、メキシコペソは安全性が高いと言えます。

 

投資適格級・投資不適格級とは?格付け会社は国の債務履行能力を調査し、信用度の種類を「投資適格級」と「投資不適格級」の2種類に分類しています。
格付け会社による格付けの内訳

こうした格付けの差を知ると、トルコリラや南アフリカランドの高スワップを狙って投資初心者が手を出すには、少々ハードルが高い事が分かりますね。

実際に多くの人がトルコリラ円で多額の損失を出して撤退しているという事実があります。

特に投資不適格級の格付けの通貨は、レバレッジや買うタイミングなどを考慮しないと痛い目を見ます。

その点をカバーする投資方法は後ほど紹介します。

 

メキシコペソがお勧めな理由:価格が安く低資金で始められる

メキシコペソがお勧めな理由に「価格が安い=証拠金が少なくてOK」という点も挙げられます。

メキシコペソ円は今年に入って5.2円~6円ほどのレンジになっています。


2019年8月16日現在
トルコリラ円は19.02円(1万通貨のスワップは1日約70~80円前後)
メキシコペソ円は5.40円(1万通貨のスワップは1日約12~14円前後)

単純にスワップだけを比較するとトルコリラ円には見劣りしますが、価格がトルコリラ円の3分の1以下なので、少ない必要証拠金で保有できるのは大きなメリットです。

ちなみに1万通貨の必要証拠金は以下の通りです。

―レバレッジ25倍―
・トルコリラ円:約7600円
・メキシコペソ円:約2100円

―レバレッジ1倍―
・トルコリラ円:約19万円
・メキシコペソ円:約5.4万円

こうして金額を比較するとメキシコペソ円のハードルの低さがよく分かりますね。

利回りシミュレーションと推奨レバレッジ

では保有数量によってスワップ収入の利回りを計算してみましょう。

「1メキシコペソ円=5.5円・スワップ=1日13円・予算20万円」という条件でシミュレーションしたのが下記の表です。

数量レバレッジ年間スワップ利回りロスカットライン
3Lot1倍1万3140円6.6%なし
6Lot1.6倍2万6280円13.1%2.257円(-3.243円)
9Lot2.5倍3万9420円19.7%3.415円(-2.085円)
12Lot3.3倍5万2560円26.3%3.994円(-1.506円)
15Lot4.1倍6万5700円32.9%4.341円(-1.159円)

※数量は1Lot=1万通貨
※年間スワップは、1日13円のスワップポイントを365日分で計算

レバレッジを上げるほど同じ予算でも保有できる数量が増えます。
つまりスワップ収入が増えるので利回りは高くなりますが、その分だけ急落によるロスカットのリスクは高くなります。

しかしメキシコペソ円は高金利通貨では危険水域と考えられるレバレッジでも、トルコリラに比べてリスクが低いのが特徴です。

上記シミュレーションのように5.5円で購入して、これまでの最低価格の約4.86円に急落した場合、レバレッジ4倍でも強制ロスカットにはなりません。

ちなみにトルコリラ円でレバレッジ3倍以上は暴落で強制ロスカットされる確率が高くなります。

高金利通貨の割には安定したレンジになっている値動きが、メキシコペソの安全性に繋がっており、その結果レバレッジを多少上げてもリスクが低いという特徴があります。

個人的にはレバレッジ1~3倍程度が安全性を担保した範囲かと思います。

メキシコペソ円のお勧め投資方法

メキシコペソ円のお勧め投資法を2つご紹介します。
(当たり前ですがスワップポイントが高い証券会社を使います)

メキシコペソ円の値動きを利用した自動売買

メキシコペソ円は長らく大きなレンジ内を行ったり来たりしています。
メキシコペソ円の週足チャート

対して同時期のトルコリラ円のチャートを見てみましょう。
トルコリラ円の週足チャート

この2つのチャートは全く同じ時期を掲載していますが、比較するとメキシコペソ円の値動きが安定していることがよく分かります。

そこで最もお勧めな投資方法が「ループイフダン」を利用した自動売買です。

ループイフダンとは、一定幅の値下がりで自動的に買注文を出し、一定幅の値上がりで勝手に利確してくれる自動売買です。
ループイフダンのイメージ図

スワップが貰える買い方向だけの注文を出す設定にすれば、スワップ収入と差益による利益の両方が手に入ります。

ループイフダンは下がったら上がる、上がったら下がるというレンジを形成する通貨に最適です。

ループイフダンのような自動売買ができる証券会社は複数ありますが、スワップが高くて手数料が低い証券会社を選ぶのが重要です。

その理想に最も近いのがアイネット証券です。

→アイネット証券のループイフダンの詳細へ
アイネットFX

通常の裁量トレードよりもスプレッドは広くなりますが、スワップポイントが業界最高水準・取引手数料が無料という他にはない好条件です。

自動売買と言ってもパソコンを立ち上げておく必要はないので、基本的には放置でOKです。
※定期的にチャートと稼働状況のチェックはした方がいいですけどね。

 

スワップ狙いの従来のトレード

こちらは自動売買ではなく、裁量トレードとなります。

スワップポイントが高い証券会社でメキシコペソ円を買って、中長期で保有するスタイルです。

先程も触れましたが、メキシコペソ円の場合はスプレッド3倍程度でレンジ上限で買って、レンジ下限に下落しても強制ロスカットにはなりません。

より安全性を求めるなら、レンジの下限まで落ちてきた時に買えれば理想的です。

ただし1回の取引で予算の全てを使って買うのではなく、ある程度の時期や購入価格をバラす方が、下落による含み損を抱えるリスクを減らせます。

とは言え、メキシコペソ円は安定したレンジ内の動きなので、トルコリラのように買うタイミングが難しくはないので初心者の方にもお勧めです。

スワップポイントが高い証券会社のお勧めは以下です。

ヒロセ通商【LIONFX】
FX

どちらも業界最高水準のスワップポイントがもらえます。

FXプライムはヒロセ通商に比べると多少スプレッドは広いですが、急騰急落時でも安定した高い約定力があるので口座を持っていて損はありません。(※急騰急落時にスプレッドが拡大したり注文が通らない証券会社も多々あります)

どちらの証券会社も動画セミナーなどトレーダー向けのコンテンツが豊富なので、ユーザーの満足度は高いです。

メキシコペソは高金利通貨の中では比較的安全性は高いですが、万が一に備えて定期的に利確する事を推奨します。
レンジ下限で買う → 再びレンジ下限に下降してきたら利確してスワップポイントを確保する、などの対策をすればパーフェクトです。

「そうした裁量トレードは面倒だし時間が取れない」という方は、アイネット証券のループイフダン(自動売買)がお勧めです。

→メキシコペソ円をループイフダンで自動売買

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