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コピートレード(ミラートレード)の種類と注意点

FXコピートレード(ミラートレード)の種類と注意点

コピートレード(ミラートレード)は、自分の口座を希望した他人との口座を紐づけて自動でトレードする仕組みです。

一般的には自分よりもトレードが上手いプロトレーダーの口座と紐づけしますが、国内では同じようなサービスはなく主に海外ブローカーを利用しての運用となります。

 

利用者のメリット・デメリットFXの知識がなくてもプロトレーダー同様の勝率や利幅を狙うことが可能な一方で、コピー元であるプロトレーダーが負ければ自分も同じように負ける結果となり、自らの資金をコントロールできない点があります。

コピートレードの種類

コピートレードといってもサービス元によって運用の仕方に微妙な違いがあり、口座タイプもPAMM口座とMAM口座の2種類があります。

①運用者がEAを用いる ⇒ PAMM口座 or MAM口座
②運用者がすべて裁量トレード ⇒ PAMM口座 or MAM口座

①運用者がEAを用いる

運用者が自ら作成したEAを稼働させ、一部裁量を加える形で運用するタイプです。
EAの稼働判断は運営者が行い、主にエントリーはEA、決済はEAもしくは手動という方法を用います。

HFMのミラートレードサービスがこのタイプです。

②運用者がすべて裁量トレード

運用者が全てのトレードを裁量でトレードするタイプです。
トレードごとに取引ロットもリスクに応じて上下調整を行う場合もあります。

PAMM口座

PAMM口座はコピー元であるトレーダーの具体的な取引内容が開示されません。

トレード対象通貨だけでなく、エントリーや決済の時間やレート、取引ロット数、保有ポジション、証拠金維持率なども一切非公開です。唯一、利用者が確認できるのが自口座での結果(金額)と資金額です。

自分の口座にお金を入れてしまえば出金以外の操作は不要で、プロトレーダーに自分のお金を全て任せきりっといった状態なのが「PAMM口座」の特徴です。

資金の運命は運用者であるトレーダーに掛かっていると言っても過言ではありません。

秘匿性が高いので安心して利用できないという一方で、含み損などの状況も見れないので余計な不安を持たず、逆にプロに任せた方が自分がトレードするより安心という方もいらっしゃいます。

PAMM口座を利用する上でのポイントは運用者の実績だけで、それ以外は判断することができません。

MAM口座

MAM口座はPAMM口座の逆で取引内容を利用者が確認できます。

MT4などで自分の口座にログインすれば、自分のトレードと同じようにトレード結果の詳細が確認できますが、自分の口座であってもMAMトレーダーが管理していますので、自分で損切や利確などの裁量を加えることができません。

ただ実績だけでなくトレードの詳細が確認できるので、トレーダーの腕を履歴を見て判断することができます。

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コピートレードの注意点

トレードの多くの判断を他人に委ねるのがコピートレードです。
したがって注意する点もいくつか出てきますので解説します。

「裁量がどうしても苦手・・」 という方に特にお勧めなのが無裁量ロジックです。

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勝手に出金できない

コピートレードの利用を一旦始めると自分の口座であっても自由に他の口座への移動や出金ができなくなります。

サービス先によって取り決めがありますが、多くが月のうち決められた日付(期間内)しか操作できません。その間は、いくら結果が伴わなくても利用を停止することもできず、資金が減っても見守るしかありません。

運用者の素性が問題

コピートレードの運用者は敏腕トレーダーばかりではありません。

サービス元によっては誰でも運用者になることができます。

運用者にはトレード毎に報酬が入る仕組みとなっていますので、報酬目当てに実力もないのに希望するトレーダーもゼロとは言えません。

「コピートレードサービス=敏腕トレーダー運用」とは限らないところが問題点です。

手数料がかかる

コピートレードの多くは参加費は無料ですが、手数料がかかるところが殆どです。

手数料とは利益に対して〇〇%という報酬型が多いです。

サービス元によって差はありますが、月ごとに利益の10~30%が一般的で、実績が高いサービスほど手数料が高い傾向にあります。利益がでなかった月に関しては無料が殆どです。

意外と高いと思うかもしれませんが、この手数料が「運用者の報酬=ヤル気」に繋がり、報酬があるからこそ無謀なトレードができないという自制にもなり、利用者ともにwin-winの関係が成り立つと思えば不思議ではありません。

常識的に考えればアナタの資金を無料や格安で増やしてくれるトレーダーなど誰もいませんし、トレーダーだけでなく能力がある人は、それなりの対価を支払わないと集まらないし動いてもくれません。

むしろ、銀行などで申し込むファンド案件と比べると遥かに安い手数料だし、それ嫌なら自分でトレードすればいいだけです。

カネをかけるか、手間をかけるかの選択です。

まとめ

コピートレードには運用スタイルや口座種別によって、いくつかの種類に分かれますが、共通して言える点は「運用者次第」ということです。

如何に敏腕トレーダーを運用しているサービスを選ぶことができるかに運命が掛かっています。

判断基準となるのが過去の実績や経歴ですが、優秀なサービスほど報酬が高く、一部の紹介者からの申請でなければ利用できない秘匿性の高いサービスが殆どです。

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