ハーモニックパターン「Harmonic Analytics」のレビュー
ハーモニックパターンMT4インジケーター!「Harmonic Analytics」裁量型PRZ分析ツールを入手したのでレビューします。
注意点として、このインジケーターはハーモニックパターンを自動検知ツールではなく、自らハーモニックパターンを見つける作業を簡略化することとエントリーする反発エリアであるPRZを事前に把握する目的で開発されています。
そのことからハーモニックパターンを手動で探したり、PRZの計算をしたくない方は購入する必要はないと思いますので、他のハーモニックパターンを自動検出するツールをオススメします。
一方でハーモニックパターン自動検出ツールに限界を感じていた方や手作業でフィボナッチを引いていた方にとっては、驚くほど簡単な手間でPRZを割り出せるので重宝するツールだと思います。
Harmonic Analytics前の基礎知識
まずはハーモニックパターンを予想したり、D地点を中心にPRZを計算する基礎知識の前にハーモニックパターンを覚える必要があります。ハーモニックパターンは、クラシックと言われる古くからあるパターンが4つ、さらにクラシックパターンの一部を変形したものが2つ、そのほか特殊パターンが2つ、新しく発見された新種は複数あります。
それでは、クラシックパターンの一覧を頭に入れておいてください↓
・バタフライ
・バット
・ガートレー
・クラブ
さすがに全部覚えるのは大変なので、最低4つのクラシックパターンの形は頭に入れておいた方が良いですが、最初のうちはパターン画像を印刷してパソコン前に貼っておくと覚えやすくなります。
ハーモニックパターンでの取引は奥が深く、自動検出ツールで描画された通りにトレードしてもなかなか勝てるものではありません。
そう言ったところは、サインツールと似ているかもしれません。
ハーモニックパターン(ガートレー)の探し方とPRZ
たとえば、買いのガートレーだと下記にX点からA点へフィボナッチリトレースメントを引くとB点はX-Aの61.8%付近になります↓
次のC点を探すにはA点から先ほどのB点へとフィボナッチリトレースメントを引き、38.2%から88.6%に収まる波の天井を探すと31.8%付近にある下記のポイントになります↓
最後にD点ですが、ガートレーの場合X点からA点へのフィボナッチリトレースメントで78.6%と決まっていますので、すぐに特定できます。
PRZの求め方
ここまで完了したらPRZを求めますが、これが意外と面倒と感じる方も多いと思います。
ガートレーのPRZは先ほど求めた各点のB-CのエクステンションとA-B-Cのエクスパンションを引き、それぞれD点に近いフィボナッチ数値を探して求めていきます。
B-Cのエクステンションの場合だと、113%、127%、161.8%の中からD点に近い数値を採用します。
次にA-B-Cのエクスパンションの場合だと、61.8%、78.6%、100%の中からD点に近い数値を採用します。
つまり、D点からB-Cのエクステンションの場合だと161.8%、A-B-Cのエクスパンションの61.8%が反発ポイントとなり下記の部分がPRZです↓
今回はPRZの幅も狭く、見事に反発することなく貫通していますが、結構な手間がかかることは理解できるかと思います。
Harmonic Analyticsの使い方
Harmonic Analyticsでは、上記のような各点を引くリトレースメントやエクステンション、エクスパンションを先ほどのX点、A点、B点、C点の4つをクリックするだけで各数値を表示することができます。
まずは「Harmonic Analytics」をチャートにインストールすると左下にコントロールパネルが表示されますので、その中の開始をクリックします↓
そして、先ほどの例だとX点、A点、B点、C点を4つクリックするだけで下記のように各リトレースメントやエクステンション、エクスパンションが同時表示されます。
このように4地点の波の天井や底のローソク足の端をクリックするだけで各波にリトレースメントやエクステンション、エクスパンションを引かずに一瞬で表示してくれます。また、コントロールパネルから各数値の表示状況を変更できます。
必要な線だけ残し、邪魔な線は一時的に消去することでチャートも見やすくなります。
下記画像はA-B-Cのエクスパンションだけ表示させた状態です↓
使い方は至って簡単で手間を省入れくれるツールです。
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