トレードシナリオを立てよう！

今日はＦＸでトレードをする前に必ずやるべき事、「トレードシナリオ」について書いていきます。
ＦＸでトレードをする際に大切なことは『メンタルをいかに保てるか』だと思ってます。

しかし、しっかりとメンタルマネジメントについて勉強した人でも、いざトレードをすると熱くなってしまったり、不安がよぎったりするものです。

このページにはPRを含みます。

やはり目の前で自分の大切なお金がどんどん減っていったり、たくさん増えていく動きを見ると冷静ではいられなくなります。
しかし、トレード中の感情の起伏は、ＦＸでは命取りになってしまうことがあるのです。

では、トレード中に冷静でいるためにはどうしたら良いか？
それは、【シナリオを立てること】です。

トレードをする前にしっかりとシナリオを立てておく事で、感情に左右されることなく、シナリオ通りに利確して、シナリオ通りに損切する。
シナリオが立てられるようになると、このように感情に左右されることのないトレードをすることが出来るようになります。

基本的なシナリオの立て方

真田のシナリオの立て方の一部をご紹介します。

まずは、「通貨ペアの選定」です。
通貨ペアの選定では、現在どの通貨が一番強くて、どの通貨が一番弱いのかをチェックしていきます。

真田は、JPY・USD・EUR・AUDで取引をすることが多いので、この通貨で順位をつけていきます。基準足は１時間足です。

例えばドル円が上昇局面であれば、「ドルが強く、円が弱い」
ユーロドルが上昇局面であれば、「ユーロが強く、ドルが弱い」
オージー円がレンジ局面であれば「オージー＝円」（引き分け）

といったように各取引通貨の状況をチェックしていきます。
真田はチェックした後に、下図のようにエクセルで表を作成しています。

このように、現在の状況をチェックした後、一番強い通貨と、一番弱い通貨で取引を行う準備をしていきます。
この場合だと、EUR/JPYのロング（買い）でエントリーするか、EUR/AUDのロング（買い）でエントリーできるポイントを探していきます。

通貨ペアの選定とエントリー方向が決まったら、「損切ラインと利確ライン」を設定します。

真田が仮に上のチャートでショート（売り）エントリーするとしたら、損切ラインと利確ラインは、赤（損切）緑（利確）とします。下降トレンドの場合は直近高値ラインを損切ライン、直近安値ラインを利確ラインと設定します。（状況によってその限りではない場合もありますが）
しかしこの場合、損切幅に対して利確幅の方が狭いため、実際にはエントリーを行いません。

これは期待値の考え方で、利確ラインと損切ラインの幅が同じの場合は期待値が１となり、損切ラインの幅が10pipsに対して利確ラインが20pipsであれば期待値は２となります。
逆に損切ラインが20pipsで、利確ラインが10pipsだと期待値は-2となります。

真田はこの期待値が１以上でなければエントリーしません。
この期待値の考え方も、トレードシナリオを立てる際にはすごく大切な部分となります。

また、トレードシナリオを立てる時は、必ず負けを想定したシナリオも立てるようにしましょう。
負けシナリオを立てることで、実際に想定の逆方向に価格が動いてしまった場合に、潔く損切することが出来るようになります。
勝ちシナリオだけだと、また戻ってくると思い込み、損切出来ずに損失を膨らませてしまいます。