FX初心者の基礎知識

赤い風船を手放して残念がる少女

FXの損切は絶対に必要な理由を解説!

FXでは、損切は絶対に必要な理由を解説します。

3年以内に90%以上の方が退場すると言われるFXですが、その理由は損切できずに粘った結果、最終的に強制決済に合い全ての資金を失っているからです。

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逆に言えば、損切さえできれば、生き残ることもできます。

さてなぜ、損切できないのでしょうか?

そこには人間の脳に組み込まれた仕組みがあるからです。

人間の脳はFX(投資)に向いていない

人の感情だけでFXを始めると「早く利益を出したい」、「絶対に損をしたくない」という感情に支配されます。

ドル円を100円で買って、102円で利確はできますが、98円になった時、また元に戻るのではないかと初心者は考えます。結局、90円まで下がって、口座が破綻してしまうケースはよくあることです。

下のチャートは2018年後半のユーロドル(EURUSD)日足です。
ワタシがロスカットできなかったよくないパターンの一例です。

1.168付近でエントリーして、利確できず下げに転じました。
1.15付近がサポートラインだったので、ここから反転に転じるかと思いきや、結局1.15ライン割り込んでワタシの口座は大幅マイナスになりました。

ロスカットできず、破綻したEURUSDチャート

 

ワタシに限らず、この時に資金を減らした投資家は多かったと聞きます。

また投資の世界では、高い時に買って、安い時に売ってしまう習性が人間にはあります。

「もっと上がるのではないか」、と高値つかみをしてしまう精神状態、逆にポジションを持っていると「これ以上下がっていくと資金を失ってしまう」恐怖で売ってしまうことがあります。

野菜で考えればどうでしょうか?
台風一過でスーパーで買う野菜が急騰することがあります。

この時は高いキャベツは買わないで、安い豆腐を買うなどして食材を選ぶのに、投資では冷静な行動ができません。

FXの世界では、脳の習性に打ち勝てないと、勝利はありません。

このほかに、損切と資金管理の関係性などもありますが、この記事では触れません。


後日の記事で資金管理については要点を述べる予定です。

FXで損切を確実にするためには

裁量取引をする上で、損切を実行するためには大きく分けて2種類あります。

  • 機械的にロスカットする
  • 裁量で損切幅を決める

FX初心者の方がトレード手法を学ぶ上で最初に実行するのは、最初から損切幅を決めて行う方法です。

エントリーした時に最初に10pips、20pipsと損切幅を決めてしまいます。

損切した後に、急騰したり、急落して悔しい思いもたくさんしますが、損切は「FX成功の糧」と思って実行してください。
市場から退場しない習慣作りが、一番です。
ただしこの方法はホントに初心者レベルの損切方法です。

裁量による損切幅の決定

その次に裁量で損切幅を決めてください。

FXのチャートには一定の法則があり、抵抗と呼ばれるラインや雲が見えてきます。
このラインを割ったら、さらに下がる、上がるが見えてきますので、これがわかってくると損切の確率は一気に減ることになります。

よく言われることですが、大相撲と違いFXは5勝10敗でも勝ち越し(資産を増やす)ができます。

5勝×平均30pips= 150pips
10敗×平均10Pips=▼100pips

差し引き50pipsのプラスです。

損切のまとめ

海外の市場チャート

 

実際には、取引手法によっても損切の考え方は変わってきます。

  • デイトレード
  • スイングトレード
  • スキャルピング

また、順張り、逆張りによっても損切の設定は違います。

大切なことは、感情に左右されず淡々と損切することです。

またFX初心者や退場する方は、損切(逆指値)の注文を変更してしまうことがあります。
これは絶対にダメです。

ワタシも何度もこれで失敗しています。

自分の裁量に合ったロット数で取引をしていれば、市場から退場する確率は減ります。

損切(ロスカット)手法もたくさんありますが、詳細は後日の記事で案内します。
まず初心者は、損切の必要性を感じてください。

FXフレンズではいろんな取引手法を紹介してくれるはずです。

アナタもたくさんの勝ちパターンを学ぶと同時に負け戦もしっかりと学んでください。

FXの損切についての質問疑問4選

FXで損切りするとどうなる?

FXで損切りすると一時的に口座金額は減りますが、それは次のトレードに向けて資金を確保するための大切な行為です。

FXの損切りのルールは?

FXでの損切のルールは様々です。
一般的には2%ルールが良いと言われています。

これは一回の取引で損失額を最大口座資金の2%以内に留め、損切までの値幅が大きい時は、取引量(ロット)を少なくするなど資金管理を徹底することです。

FXで損切りする理由は何ですか?

FXの取引では、100%思惑通り動くわけではなく、逆の動きになった際には損失を最小限に抑えるために損切をします。

損切は悪いわけでなく、取引する際のコストと捉えるとメンタル的にも楽になります。

FXで損切りしないで待つとどうなる?

FXで損切りしないで待つと含み損が小さくなることもあれば、さらに拡大して最終的に強制ロスカットにより大半の資金を失うこともあります。

どちらに転ぶかは相場次第ですが、運良く強制ロスカットを回避できたとしても、常に同じように待っていると何れは強制ロスカットに合います。なので、自分なりの損切ルールを設定して負けを認めつつトレードすることが大切です。

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