FX初心者の基礎知識

スワップとは?の疑問についての解説

スワップとは?をわかりやすく解説

スワップとは、一体どういうものなのか?

FXを始めた初心者の多くが、疑問に思う用語の一つです。
高木も最初はFXの用語を理解するのに苦しみました。

あ、申し遅れました。FXフレンズの高木です。

今回は、FXのスワップとは何なのか?を分かりやすく解説します。

スワップとは、スワップポイントの略語で使われる言葉です。
日本語訳すると「交換する」という意味。

まだ分かりませんよね(笑)

で、何を交換するのかというと、国と国の金利差を交換します。

…まだ理解できなくても大丈夫です。焦らなくてOKです(笑)

 

スワップは保有している通貨の利息

FXは、2つの国の通貨を売買します。

普段何気なくドル円の「BUY」ボタンを押してトレードしていますが、その裏側では米ドルを買って円を売るという仕組みとなっています。

米ドルを手に入れた代わりに、日本円を手放した。

こんなイメージです。

ドル円を買った場合のイメージ図

このトレードが成立した後に、日米両国の政策金利が関係してきます。

政策金利とは?国の中央銀行(日本なら日銀)が経済状況を見ながら年に数回の見直しをする金利。中央銀行から一般の銀行への融資する際の適用されます。

話を分かりやすくする為に、アメリカと日本の政策金利を以下のように仮定します。

アメリカの金利=年3%
日本の金利=年1%

先ほどと同じように、ドル円を買ったとします。

米ドルを手に入れて、日本円を手放しました。

つまりドル円を買うという事は、円より高金利の米ドルを保有しているので、持っている期間が長くなるほど利息分が儲かりますね。

これがスワップ(ポイント)です。

保有している通貨の国の金利が適用されて、貰える利息がスワップです。

3日間よりも、10日間持っていた方が利息が増えます。
1ヶ月よりも、1年間持っていた方が利息が更に増えます。

という単純な仕組みです。

 

スワップの計算方法

では実際にスワップの計算方法を紹介します。

ここでも先ほどの例を活用します。

アメリカの金利=年3%
日本の金利=年1%

この状態でドル円の買いポジションを保有していると仮定します。

貰えるスワップですが、単純にアメリカの金利3%が適用されるわけではありません。

アメリカの金利3%から日本の金利1%が差し引かれます。
更に、証券会社の手数料も差し引かれるので、現実的には以下の計算式となります。

ドル円の買いポジションでのスワップ計算式

アメリカの金利3%-日本の金利1%-証券会社の手数料=スワップ

ドル円を買っていれば上記の計算式のスワップが貰えますが、反対にドル円を売っていた場合にはスワップがマイナスになります。

スワップを支払う側になってしまうのです。

それを表したのが下記の計算式です。

ドル円の売りポジションでのスワップ計算式

日本の金利1%-アメリカの金利3%-証券会社の手数料=スワップ

証券会社の手数料を抜いて考えても、1%から3%を引くので、マイナス2%となります。
※あくまで参考数値ですが、現実でもアメリカの方が日本よりも高金利です。

スワップはこのような計算で求めることができますが、「計算の中で日米が逆になるから分かりにくい…」という方もいるかもしれません。

そういう場合には、下記の概念を知っておくとスムーズに理解できます。

 

スワップは持っている通貨を基準に考える

トレードした結果、どの国の通貨を持っているか?という点を考えると分かりやすいです。

ドル円を買っていた場合には、米ドルを持っています。(ドルを買って円を売る)
ドル円を買った場合に持っている通貨

ドル円を売っていた場合には、日本円を持っています。(ドルを売って円を買う)
ドル円を売った場合に持っている通貨

この概念を理解した上で、下記の計算式に当てはめてください。

持っている国の金利-手放した国の金利-証券会社の手数料=スワップ

スワップは通貨ペアによっても違いますし、売りと買いのどちらのポジションを持っているかでも違います。
更に言えば、証券会社の手数料が加味される時点で、証券会社によってもスワップが異なります。

 

スワップが付く日時と金額

スワップはトレード成立直後から付くものではありません。

証券会社によって時間に多少の違いはありますが、日本時間の朝7時前後(夏時間の場合は朝6時前後)にポジションを保有している場合にスワップの受け取り・支払いが行われます。

当日中に決済するスキャルピングやデイトレであれば関係ありません。
つまりポジションを持ち越した場合に、スワップを貰えたり引かれたりするって事です。

何度も例に取り上げたドル円の場合。
買いポジションを保有=受け取り
売りポジションを保有=支払い、となります。

そこで気になるのは、一体いくら貰えたり支払ったりするのか?という点ですよね。

スワップは日々変化しますし、証券会社によっても異なるので、一概には言えません。

と言っても、各社でスワップカレンダーをネット上に公開しているので、そちらを見れば目安は分かります。

→ DMM FXのスワップカレンダー
→ SBI FXトレードのスワップカレンダー
※上記スワップカレンダーは「金額」で表示されています。

また、MT4の気配値表示の欄からでもスワップを確認できます。
MT4でスワップを確認する方法

ちなみにMT4に表示される数値は金額ではなく%なので、下記の計算で金額に換算できます。

スワップポイント(円)=取引数量×金利(%)÷365(日)×円評価レート

ただし計算するのも面倒なので、外為ファイネストが公開している計算ツールを利用しましょう。

上記のリンク先で、取引額・MT4で表示されるスワップ・円評価レートを入力すると、1日あたりのスワップ金額が表示されます。

 

スワップのまとめ

・2国間の金利差(=通貨ペア)によって異なる
・売りと買いのポジションによって異なる
・手数料が含まれるのでFX会社によって異なる
・ポジションを持ち越した場合に発生する

主にこうした特徴がありますが、当日中に決済するデイトレにスワップは関係ありません。
反対に、ポジションを持ち越すトレードをする際には、スワップに注意しなければいけません。

トレードスタイルによって重要度は変わりますが、自分が売買することの多い通貨ペアのスワップは必ず確認しておきましょう。

そして特に気を付けて欲しいのは、スワップ狙いのトレードです。

「高いスワップが貰える通貨ペアを保有してれば、最終的に儲かるじゃん!FX楽勝( ̄ー ̄)ニヤリ」
と考える人も多いですが、そうしたスワップ狙いのトレードには落とし穴もあります。

特にトルコリラや南アフリカランドなどの高金利通貨のスワップが人気ですが、下記で注意点を解説しているので、ぜひ一度読んでおいて下さい。

しかし。
スワップ狙いのトレードで、高金利通貨にしか目が行かないのは大きな機会損失と言えます。

日本人トレーダーに最も身近な存在のドル円でも、資金管理を間違えなければ以下のような高利回りも可能です。

・ドル円の値動きの特性を理解する
・とある買い方を実践する ←ここがポイント!
・ドル円のスワップが高い証券口座を使う

この3点を抑えれば、2年少々で285%という利回りが期待できるんですよ。
スワップに興味を持ったのであれば、必読の記事です。

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