30分足以上でのMACD最強設定とカスタマイズの方法とトレード結果
MACDですが普段使用している設定とカスタマイズでの最強設定について書いて行きたいと思います。
まず、FXでのMACDですがどのようなものか簡単に説明します。
FXでのMACDとは?
私は、移動平均線の塊って感じで普段言っています。
上記画像の計算式を見てもイメージがわかないですよね?
それでは、下記の画像をご覧ください。
多少イメージが沸くと思います。
設定はMT4の標準設定である。
短期EMA 12
長期EMA 26
シグナル 9
移動平均線 EMA 12 赤
移動平均線 EMA 26 白
移動平均線 EMA 9 青
ヒストグラム(棒グラフみたいの)が0を境に移動平均線がクロスによって転換していくのがわかります。
ただ単純にヒストグラムがプラスで買い優勢とかヒストグラムがマイナスで売り優勢と覚えるよりも、MACDは移動平均線の塊なので移動平均線を実際に表示して可視化した方が腑に落ちると思います。
MACDのヒストグラムをラインに変える方法
MACDのヒストグラム(棒グラフみたいの)はクロスが見づらいからラインにしたいと考えている人は多いです。
そこでMT4のインジケーターを改造してみましょう。
まず、MT上部のナビゲーションをクリックして左側にインジケーターを表示させましょう
次に、ナビゲーションのオシレーターのフォルダに入っているMACDは修正できませんので、下部にあるMACDを右クリックして修正をクリックします
画像はクリックすると拡大して見る事が出来ます
そうするとMetaEditorが起動します。
ここで、ソースがずらりと並びますが難しくないので安心してください。
最初は、こんなにソースが並んで大丈夫かと心配すると思います。
修正する箇所は一か所のみです。
36行目です。
ここにHISTOGRAMと記載されていますが、これをLINEに書き換えます。
書き換えた後は上書き保存。
そして、コンパイルボタンを押します。
これで完了です。
お疲れ様です。
次に表示を確認してみましょう。
このように表示されればOKです。
次はいよいよ最強MACDの設定です。
最強MACD設定を公開
通常は、0ラインより上でゴールデンクロスしたら買い、0ラインより下でデッドクロスしたら売りです。
あくまでも順張りで取引します。
最強MACD設定は通常12.26.9の設定を半分にします。
6.13.5にします。
最後の9を4にするか5にするかの問題ですがシグナルの数値は出来るだけ過敏じゃない方が良いので5の方が良いケースが多いです。
最強MACD設定のトレード方法
トレードルールも簡単です。
通常のMACD設定である12.26.9が0ラインよりMACDが上にある時に、最強MACD設定6.13.5がゴールデンクロスで買いです。
売りは逆になり、通常のMACD設定である12.26.9が0ラインよりMACDが下にある時に、最強MACD設定6.13.5がデッドクロスで売りです。
チャートをご覧ください、ドル円1時間足です。
上が最強MACD設定6.13.5
下が通常のMACD設定である12.26.9
最強MACD設定の方が若干ですが早めにエントリー出来て獲得ピップスが多くなります。
また、メリットとして通常のMACD設定のクロス前ですので慌ててエントリーしなくても考える時間もあります。この考える時間があるというのも、トレードに冷静な時間を割けますので有効となります。
実際に、このロジックはEA化しまして10年以上のバックテストによって優位性があると判断出来ています。
30分足以上での使用が推奨となっています。
最強設定のMACDを使っての実際のトレード
ここからは、上記の最強設定を使って実際に30分足以上でトレードした内容です。
予定通り+48Pipsの結果を得ました。
詳しくは下記ページをご覧ください↓
MACD最強設定に関する質問疑問
MACDの基本設定は?
MACDを構成するパラメータの中で、最も広く採用されている設定は、短期EMA、長期EMA、シグナル線のパラメータをそれぞれ12、26、9とするものです。この設定は、MACDを考案したジェラルド・アペル氏によって推奨されたものであり、多数のチャート分析ツールがこの値を初期設定としています。
MACDで買いと判断するには?
MACDを用いて買いシグナルを判断する方法には、主に以下の二つがあります。
- MACDラインがシグナルラインを上回る: このシグナルは、MACDライン(短期EMAと長期EMAの差)がシグナルライン(MACDラインの平滑化された平均)を下から上に抜ける瞬間を指します。これは短期的な勢いが長期的な勢いを上回っていることを示し、上昇トレンドの始まりと見なすことができます。
- MACDヒストグラムが正に転じる: MACDヒストグラムはMACDラインとシグナルラインの差を表しており、このヒストグラムがゼロから正の値に移行することは、短期間の価格が長期間の価格動向から強く逸脱して上昇していることを示します。これもまた、市場が上昇トレンドに転じたことを示唆する買いシグナルと考えられます。
これらのシグナルは、特にトレンドに基づいた取引戦略において有効ですが、他のテクニカル指標や市場のコンテキストと組み合わせて使用することで、より信頼性の高い取引判断に繋がります。
MACDの弱点は何ですか?
MACDの主な弱点は、「遅れの発生」「レンジ相場でもダマシ」「急激な価格変動に弱い」「パラメータの調整の難しさ」です。
- 遅れの発生: MACDは移動平均を基にしているため、価格の変動が実際に起こった後に指標が反応します。これはトレンドが確立されてからシグナルが生成されるため、エントリーポイントとしては遅れてしまうことがあります。
- レンジ相場でもダマシ: トレンドが存在しない、つまり市場がレンジ相場である場合、MACDは誤ったシグナルを発生させやすくなります。このような状況では頻繁に方向転換し、多くの偽シグナルを生成することがあります。
- 急激な価格変動に弱い: 市場の急激な価格変動やニュースによる大きな動きの際には、MACDが実際の市場状況に迅速に対応できないことがあります。これにより、実際の市場の勢いとMACDの指示が一致しない場合があります。
- パラメータの調整の難しさ: MACDの標準設定は一般的に有用ですが、異なる市場や異なる時間枠でトレードする場合、最適なパラメータ設定が異なることがあります。これにより、トレーダーは自分のトレーディングスタイルや市場条件に合わせた調整が必要になる場合があります。
これらの弱点を踏まえた上で、MACDを他のテクニカル分析ツールやファンダメンタルズ分析と組み合わせることで、その効果を高め、リスクを管理することが推奨されます。
MACDの売りサインは?
MACDを使用して売りシグナルを判断する主な方法は、主に「MACDラインがシグナルラインを下回る」「MACDヒストグラムが負に転じる」の2つです。
- MACDラインがシグナルラインを下回る: このシグナルはMACDライン(短期EMAと長期EMAの差)がシグナルライン(MACDラインの平滑化された平均)を上から下に抜ける瞬間を指します。これは短期的な勢いが長期的な勢いを下回っていることを示し、下降トレンドの始まりを示唆することがあります。これは売りのタイミングとして利用されることが多いです。
- MACDヒストグラムが負に転じる: MACDヒストグラムはMACDラインとシグナルラインの差を表しており、このヒストグラムがゼロから負の値に移行することは、短期間の価格が長期間の価格動向から強く逸脱して下降していることを示します。これもまた、市場が下降トレンドに転じたことを示唆する売りシグナルと見なされます。
これらの売りシグナルも、他のテクニカル指標と組み合わせることで、より精度の高いトレード判断が可能になります。また、市場の全体的な状況を考慮に入れることが重要です。
MACDと相性がいいのは?
MACDと相性が良いテクニカル指標は、RSIやストキャスティクスなどのモメンタム指標です。また、移動平均線やボリンジャーバンドとも組み合わせて使われることが多く、これによりトレンドとボラティリティの洞察が得られます。
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コメント ( 2 )
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記事拝見させていただきました。
手法も実践し、その優位性も確認でき、とても満足しています。
つきましては記事終末のEA化がとても気になります。
ご鞭撻いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
yousineさま
コメント頂きありがとうございます。
手法も実践され満足されたということで
FXフレンズ一同、感謝しております。
これからも有益な情報を発信したいと思いますので
その他の記事も参考にしていただければ幸いです。
記事内にあるEAに関しては児島個人が作成したものであり
現段階では配布する予定はないようです。
しかしながらFXフレンズでは、不定期ではありますが
メルマガ登録者限定で今後、便利なインジケーターを無料で配布する予定です。
この機会にメルマガへの登録をオススメいたします。
なお、過去発行分のメルマガの閲覧を行っておりませんので
早めの登録をオススメしております。
これからもFXフレンズを宜しくお願い致します。