ATRで利確・損切りなど決済ラインを決めてみる
トレードをしていると、どこで利確をしたり、損切りラインを入れるべきなのか、ロスカット狩りに合わないためには。。等色々考えると思います。それを助ける一つの考えとして、ATRを使った方法を紹介したいと思います。
ATRを利確・損切りラインを決めるのになぜ使うのか?
ATRを利確・損切りラインを決めるのになぜ使うのか?
それは、ATRが値幅の大きさを捉えたものだからです。値幅は今の相場の動きの振れ幅を表しており、それに合わせた利確や損切りラインを決めていくということができるからです。動いていない相場では利確・損切りラインも小さめに、相場が動いている時は、利確・損切りラインも大きく取れるということになります。利確・損切りラインは、ATR値の3倍の数値から割り出していきます。
ATRで実際に利確・損切りラインを考える
では、実際にATRを使った利確・損切りラインを考えていきます。
ドル円5分足です(画像をクリックすると拡大表示します)
黄色とピンクのラインがクロスしている足で売るとします。この時、ATRの値は最終的には0.038と分かりますが、実際トレードしている時は動いて変化していますので、前の足のATR値「0.031」を使います。
現在値が111.74として、0.031x3=0.093となり、現在値に0.093を足した111.833が損切りラインとなります。
また、111.74ー0.093=111.647が利確ラインとなります。
次の図は、15分足のチャートです。1時間足でトレンドが下を向いていて、15分足で売りに入った場面です。(画像をクリックすると拡大表示します)
ATRが15分足で0.032なので3倍した値がオレンジ色の線になります。赤い線は水平線、ピンクの縦線でエントリーしています。
1時間足でATRの値を見てみると0.064なので、3倍の0.192をあわせた線が水色の線になります。
エントリーしてから下がったところに、ちょうどATRの3倍の線がいい感じにあるので利確できますね(^^)
ただ、1時間足を見てみると、まだ行けそうだと判断できれば、ロスカット狩りも綺麗にスルーできて、1時間足のATR3倍値の青い線まで利益を引っ張れます。ちょうどいい感じに利確できそうですよね(^^)
更に、直近の安値もあるので、ここで半分利確、残りを水平線をブレイクして、ATRが直近の高値の同じくらいの値まで上がったあたりで利確もありなのかなって思います。
また、ATRの値が大きい時は、それだけ値幅が大きく動いているということになりますので、ATRの値が大きい時は、小さい時に比べてトレードするロットも変化させる(減らす)方がリスクが同じ様になると思います。今回は、15分足と1時間足のATRの値がちょうど2倍でしたので、例えば1時間足のATR値を参考に利確・損切りラインを決めるのであれば、15分足でトレードするときより半分のロットでトレードをするのが良いのかなと思います。
ATRの値は自分でグラフから読み取っても問題ないですが、トレードという環境の中ではサクサク分かるほうがいいと思いますので、このインジケーター「atrvalues」が便利だと思います
(画像をクリックすると拡大表示します)
チャート左上に、1分足から月足までまとめて表示しれくれるので、いちいちチャートの時間足を変えて、ATRの値を測る必要がありません。ATRの数値も好きなものに変更できます。
拡大するとこんな感じです
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