テクニカル分析

ダイバージェンスで押さえるべき見方とトレード方法

ダイバージェンスで押さえるべき見方とトレード方法

ダイバージェンスについて以前に真田が記載していますが、今回は更に突っ込んだ内容を記載しておきます

前回の真田のダイバージェンスの記事は下記よりご覧ください

相場の流れを判断して、その後のエントリーポイントを落とし込むのに有効です
相場の流れがわかれば、エントリーポイントはさほど重要にはなりません
その意味でもダイバージェンスは覚えておきたい手法のひとつですね

ダイバージェンスとは簡単に言うと価格とオシレーターの逆行現象となります
オシレーターの高値が下がっているのに、価格の高値が上がっていく現象となります

ダイバージェンスの説明

ダイバージェンスで覚えるべき基本事項

ダイバージェンスが起きる原因は、それまでのトレンドの勢いがなくなってきている時に起きます
移動平均線との差がMACDの値になるのですが、価格は上がっていても移動平均線の差が狭くなる事によりダイバージェンスが発生します
この理屈は非常に大事ですので必ず覚えておきましょう

ダイバージェンスが発生しやすい通貨ペアは、トレンドの出来にくい通貨ペアです

ダイバージェンスの信頼度が高い組み合わせは、MACDが良いでしょう
RSIやストキャスなどは信頼度がMACDより低いです

時間足は長期の方が信頼度が高く、1時間足、4時間足、日足が適していると考えます
ただ、私が実際にエントリーするのは1時間足か4時間足になります

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ダイバージェンスでエントリーするタイミング

ダイバージェンスでエントリーするタイミングですが、どのポイントになるでしょうか?

ダイバージェンスでエントリーするポイントは?

答えになっていないのですが、実はこのチャート1枚だけではエントリー判断は難しいです
ダイバージェンスは比較的信頼度の高いテクニカル分析方法ですが、ゼロラインの上にある事やこのチャートだけでは前の高値や上位時間足のサポートレジスタンス
何度も反発をしている意識される水平線の位置などがわかりません

ダイバージェンスは性質上トレンドの終焉ゾーンと考える事が出来ます
エリオットの下降の第一波を狙う思考となりますので、残念ながら明確なポイントは見出せません

ただ、考え方を述べておくと・・・
右肩上がりのダブルトップ
高値を越えられない小さなダブルトップ
MACDがゼロラインを下回り、売り優勢に変わった
水平線を挟んで三角(山や谷)を作り水平線を越えられずに反発した陰線

あとチャートの時間足を変えて見るなら日足や4時間足の水平線やフィボナッチや水平線の位置などがあります

ダイバージェンスで見るべき点

大事なのは複数のエントリー根拠を持ち、信頼度が高いエントリー根拠を持つことです

更にダイバージェンスの根拠を高めるには

ダイバージェンスの根拠を高め、エントリー精度のエッジを高めるにはいくつかの方法があります

チャート形状を利用する

ダイバージェンス状態に加えてチャート形状を考え方にプラスします
ダブルトップやダブルボトム、ヘッドアンドショルダーや逆ヘッドアンドショルダー、三角持ち合いなどですね

相関する通貨ペアを見る

相関する通貨ペアを見るのも大事です
例えば下記ですと、ドルカナダとユーロカナダにダイバージェンスが確認できます

複数通貨ペアのダイバージェンス

またドル円であれば、ニューヨークダウや米国10年債金利なども相関します

複数オシレーターを使う

MACDがダイバージェンスには適していますが、他のオシレーターを組み合わせて見るのも効果的です
また、前述していますが節目となるサポートアンドレジスタンスや水平線、ダウの高値安値を見ていくのも優位性が高まります

時間帯を考える

市場参加者が少ない時間はダイバージェンスには不向きな時間帯です
東京時間の夜間、ロンドンやニューヨークが参入している時間が最適となります

優先する時間足は?

例えば日足で大きなトレンドが付いている状態で、1時間足でダイバージェンスが起きている場合は、1つ下の30分足や15分足を確認して、さほど大きな獲得ピップスは期待できません
迷った時には大きな時間足の状態を見て判断するようにします

ダイバージェンスのまとめ

ダイバージェンスは過去チャートを見ると非常によくわかるのですが現在進行形ではわからない方が多いです
これは、致し方ない面もあるのですが、ダイバージェンスを知るにはチャートの定点観測ですね

例えば私の場合、朝起床して9時頃に相場を俯瞰するためにチャートを見ます
次に15時、次に22時に見るようにしています

俯瞰用チャートは、非常にオーソドックスで3点セットと自分では呼んでいます
ボリンジャーバンド・RSI・MACD・移動平均線SMA25・50・75・200の4種類を入れています
4点なのに3点セットってと言うツッコミは無しで

3点チャート

これを定期的に見る事でダイバージェンス以外にも見えてくる事が多いです
数値はデフォルトで多くの方が使っているオシレーターを入れています
長期足であればあるほどこのようなチャートは役立ちます

見てるのは1時間足以上です
画像だと1時間足は戻り売りですよね
SMA200を超えたからと言って4時間足や日足ではまだ売れませんが

こういうのを見ておけば、わざわざダイバージェンス用のインジケーターを入れる必要もないですし、判断力を磨くにも役立ちます

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