テクニカル分析

RSIの使い方とパラメーター設定

RSIの使い方&おすすめのパラメーター設定

RSIはオシレーターを代表する指標と言っても過言ではありません!

相場の強弱を測ることを目的に直近一定期間内の終値ベースでの上昇変動と下落変動の勢いを計測し、上昇変動の度合いをパーセントで示したものです。

RSIが100のときは期間内に終値ベースで上昇変動しなかったことを示し、逆に0の時は終値ベースで下落変動しなかったことを意味しています。そして、50の時は上昇と下落の勢いが均衡していると捉えられ経験的確率分布のピークとなり、両端(0と100)につれ裾野が広がるようになります。

これらは時間足や期間内パラメーターを変更しても同様でRSIは両端近辺で推移する確率が低い単峰分布となっています。通常、RSIが70~80以上だと相場は買われ過ぎ、逆に20~30だと売られ過ぎと判断し、50近辺まで回帰するような動きとなります。

つまり、RSIは一種の平均回帰性を持ち合わせています。

計算式については下記サイトをご覧ください↓

MT4でのRSI表示方法

RSIはMT4でも標準搭載されていますが、RSIとは表記されていません。
正式名は「Relative Strength index」で頭文字をとってRSIと呼ばれています。

MT4では正式名で表示されているので見つけにくかったかもしれませんが、チャート上に表示させるにはメニューの「挿入」をクリックするとドロップダウンメニューが表示され、そのなかの「インディケータ」⇒「オシレーター」⇒「Relative Strength index」とクリックするとパラメーター設定が表示されます。
RSIを表示する方法

 

一般的には9~30本の範囲で使用している方が多く、デフォルト設定では14本となっています。この場合、終値ベースの変動データが14本必要ですが、終値そのものでは15本分が必要となっています。
RSIの初期パラメーター

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RSIの使い方とおすすめ設定

RSIは逆張り手法としてもっとも有効に機能しますが、他のオシレーター指標と同様に持合い相場や緩やかなトレンドだけ機能します。そのためトレンド判断が勝敗を左右するといっても過言ではありません。そこでトレンドを判断するのにRSI以外のテクニカル指標との組み合わせます。

ポピュラーな手法だとボリンジャーバンドとの逆張りが有名ですが、ここでは他の指標として移動平均線とMACDを表示させました。

移動平均線はsma20としMACDはデフォルト設定のままです。
MACDはオシレーターとしても利用できますがトレンド判断にも使えます。

ここでは移動平均線の方向を確認し、水平な場合はレンジ相場、急激な角度で上下していなかれば緩やかなトレンドと判断します。なお、緩やかなトレンド相場の場合は逆張りせずにトレンドの方向に合わせエントリーします。

MACDはヒストグラムとRSIの方向が同じ場合に限りRSIの数値に従い30以下から切替えしてくれば買いエントリー、70以上から切替えしてくれば売りエントリーします。
オージードル15分チャート

 

大きなトレンドが発生したあとは、持合い相場になりやすいのでRSIを使うには適しています。なお、レンジ相場でもボラティリティが乏しい環境である場合、なかなか30以下や70以上にならないこともあるので、そういった環境ではトレードしないか、もしくはRSIの期間を14から9などに変えるのも一つの方法です。

またRSIはダイバージェンス手法が適用されやすいオシレーター指標です。

相場環境に合わせて色々と挑戦してみてください!

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